8月28日(木)から福岡・芥屋ゴルフ倶楽部で開幕する「Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント2025」は、今年で第52回を迎える歴史ある大会。開幕に先立ち、前回大会を勝利した香妻陣一朗や平田憲聖など、今回出場する注目選手が意気込みを語った。

ディフェンディングチャンピオンの香妻陣一朗、連覇を誓う

画像: ディフェンディングチャンピオンの香妻(撮影/岩本芳弘)

ディフェンディングチャンピオンの香妻(撮影/岩本芳弘)

昨年の覇者である香妻陣一朗は、大会連覇への強い意欲を見せた。前日に羽田空港に帰国し、そのまま会場入りしたそうだが、時差ボケは多少あるものの、疲れはそれほど感じていないと言う。ショットの調子については、以前悪くなった時期もあったものの、先週は良かったと振り返り、少し戻ってきている手応えを感じているようだ。

今シーズン出場したLIVゴルフでの8試合を振り返り、「ケガをしていたので不安はめちゃくちゃあった」としながらも、「意外と良い状態でできてはいた」と満足感もにじませた。LIVでの経験を通じて、自身のゴルフのレベルが上がっている感覚もあったようだ。来年については、まだLIVから返事はもらっていないとしつつも、LIVのQTを受けるつもりでいると明かした。また、10月上旬からはアジアンツアーにも出場する予定だ。

画像: 左から:平田憲聖/石川遼(撮影/岩本芳弘、有原裕晶)

左から:平田憲聖/石川遼(撮影/岩本芳弘、有原裕晶)

現在アメリカ下部ツアーを主戦場としている平田憲聖は、約2カ月ぶりに日本に帰国し、今大会に出場する。アメリカでの経験を「メンタル的にも強くなっているし、色々な場所でもやってきた。経験値は増えている」と語り、自身の成長を実感しているようだ。

アメリカでは、キャディと転戦する中で一人になる時間もあり、苦しいと感じる時期もあったと明かした。しかし、小平智との交流が大きな支えになったようで、オープンウィーク中、練習拠点としているオーランドにいることを知り、連絡を取ったところ、小平の家で共に練習やトレーニングをする機会を得たそうだ。コーン・フェリーで戦っていたため、コースや試合について相談できるのは小平だけだったと言い、「自分の気持ちも理解してもらえた」とその時間を振り返った。

先週、小平が優勝した試合は見ていたそうで、「僕も頑張ろうと刺激になりました」と話した。久々の日本での試合に向けて、「今年初の日本ツアーなので、アメリカで得た色々なものをプレーで皆さんにお見せできたらいい」と意気込みを語った。4日間戦い抜き、優勝争いに加わりたいという強い思いを胸に、日本での活躍を見せてくれるだろう。

画像: 「ISPS HANDA 夏の決戦・誰が一番強いんだトーナメント」で勝利した小平智(撮影/姉崎正)

「ISPS HANDA 夏の決戦・誰が一番強いんだトーナメント」で勝利した小平智(撮影/姉崎正)

また、「優勝から数日経ち、皆からお祝いをしてもらったりして実感がわいている」と語ったのは、先週の「ISPS HANDA 夏の決戦・誰が一番強いんだトーナメント」にて優勝したばかりの小平智。今大会のコースについては、「今まで出た芥屋の中で一番難しい」と評し、特にグリーンが硬くて速いと話した。この優勝で、アメリカ挑戦が明確になったことの喜びを語り、今後の目標はQTで5位以内に入り、PGAツアーに出場することだと明かした。

2016年にこの大会を制した経験を持つ石川遼は、「良いイメージのあるコース」だと語り、再び優勝争いに加わりたいと意欲を見せた。今年のコースコンディションについては「今までの中でも一番良いんじゃないか」と絶賛し、特にグリーンが例年より速く、フェアウェイの芝もきめ細かく密集していると話した。今大会に向けては、スウィングを大きく変えるのではなく、細かいミスの修正に努めているようだ。

「Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント2025」は8月28日(木)から開催される。熱い戦いが期待される本大会、ぜひ会場で観戦してみてはどうか。

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