2025年度(第61回)日本女子学生ゴルフ選手権の最終ラウンドが29日、長野県・穂高CC(6490ヤード、パー72)で行われ、通算8アンダーで首位に並んだ佐々木史奈(同志社大4年)と西山知里(東北福祉大2年)がプレーオフを戦い、佐々木が2ホール目でバーディを奪って初優勝を果たした。佐々木は正規の18ホールを1イーグル、2バーディ、1ボギーの69で回った。佐々木には今季のJLPGA最終プロテストへの出場権が与えられた。
画像: 日本女子学生を制した佐々木史奈(写真提供/JGA)

日本女子学生を制した佐々木史奈(写真提供/JGA)

佐々木が自慢の飛距離を生かして初の栄冠をもぎ取った。10番パー4から始まったプレーオフの1ホール目は両者パーで分け、迎えた2ホール目の11番パー5。佐々木は第1打をドライバーで270ヤード飛ばし、ピンまで残り210ヤードを3番アイアンで2オンに成功。13メートルのイーグルパットこそ外したが、しっかりバーディを奪って激戦に決着をつけた。

「あのセカンドはバンカーのアゴを越えたらいいかなと思ったら、うまいこといってくれました。プレーオフは初めてだったので、結構緊張してしまったんですけど、私は飛距離が出るほうなので、もしかしたら勝てるんじゃないかなって思って、11番で2オンさせてバーディで勝てたのでよかったです」

画像: 270Yをかっ飛ばす、飛ばし屋の佐々木(撮影/姉崎正)

270Yをかっ飛ばす、飛ばし屋の佐々木(撮影/姉崎正)

飛び抜けた飛距離はゴルフ以外のスポーツ経験が大きく影響していた。

「バレーをやっていました。最近はランニングを始めて、筋トレもしています。そこから安定して飛ぶようになりました。アイアンも飛ばなかったんですけど、飛ぶようになりました」

クラブセッティングも男子プロ顔負けのハードな組み合わせだ。アイアンを得意としているので、女子なら定番のウッドやユーティリティは使わず、ドライバー、3Wの次は3番と4番アイアンを入れている。

「今回はずっとロング(ホール)で2オンしてバーディを取る感じだったので、11番も3番アイアンとか4番アイアンで2日間とも乗って、プレーオフでも乗っているので、その武器が生きたかと思います」

ただ、今大会の優勝は飛距離だけでつかんだものではなかった。将来はプロになるのが目標で、今季のJLPGA女子プロテスト第1次予選を受験しクリアはしたが、そのときに得意のドライバーショットが乱れたことから、アプローチ、パットでスコアをまとめることを覚えた。それが今大会でも役に立ったという。

「ドライバーは真っすぐちゃんと飛ぶほうだったんですけど、それがうまくいかなくて、そのときにアプローチで結構耐えるホールが多かったです。パターも5メートルとか入って、そこからパターの調子がよくなって(今大会は)それがよかったのかもしれないです。今日はアプローチとパターがよかったです」

この日は7番パー5で3打目をガードバンカーのアゴ近くのラフから打ってチップインイーグルを決めた。

「いい感じかなと思ったらボールが消えたので、あ、入ったと思って、結構ラッキーでした」

自慢の飛距離にショートゲームの技術も身につけ、次なる目標はプロの世界。今大会の優勝でプロテスト2次が免除され、最終プロテストから受験できることになった。トップアマチュアからトッププロへ。佐々木の挑戦はまだ始まったばかりだ。

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