米女子ツアーは開幕から23試合が終了。この間、とある記録が続いているのをご存知でしょうか。それは、「全試合、優勝者が違う」というもの。ダブルス戦であるドウ選手権を含めて優勝者は24人いますが、全員がシーズン1勝。要するにシーズン2勝を挙げた選手が一人もいないのです。
画像: AIG女子オープンで2位だった勝みなみ。米女子ツアーでの初優勝はもう近い!?(UNEXTより)

AIG女子オープンで2位だった勝みなみ。米女子ツアーでの初優勝はもう近い!?(UNEXTより)

先週、今季勝利を挙げているジーノ・ティティクルが優勝争いを繰り広げ、この珍しい記録も終わるのか……? と思われましたが、中国のミランダ・ワンが競り勝ったことで晴れて記録継続となりました。

昨季7勝を挙げたネリー・コルダがここまでまさかの未勝利。リディア・コーやティティクルといった実力者たちもここまで1勝にとどまっていることもあり、2025年の米女子ツアーは“群雄割拠”というのがふさわしい戦国時代的状況となっています。

この状況を後押ししているのが日本人ルーキーたちの活躍であることは言うまでもありません。竹田麗央、山下美夢有、岩井ツインズといった強いルーキーたちの活躍がツアーを活性化させ、「戦国時代化」を促進しているような印象です。

毎週異なる優勝者が現れているということは誰が勝ってもおかしくないということでもあり、それだけツアーが底上げされ、毎年のように複数優勝を挙げてきた強者をもってしても複数優勝が難しいという状況を示しているとも言えるはずです。

こうなってくるのが気になるのが次に勝つのは誰かということになってきます。日本人選手でいうと、先に名前を挙げたルーキー4選手に加えて昨年のルーキー・オブ・ザ・イヤーの西郷真央選手が勝利(しかもメジャーで!)しているので、継続参戦している選手で“今季未勝利”は8選手となります。

古江彩佳 ランク18位 最高順位2位

勝みなみ ランク37位 最高順位2位

畑岡奈紗 ランク48位 最高順位6位

馬場咲希 ランク65位 最高順位6位

吉田優利 ランク69位 最高順位6位

渋野日向子 ランク101位 最高順位7位

笹生優花 ランク124位 最高順位17位

西村優菜 ランク138位 最高順位27位

このうち、もっともコンスタントな活躍を見せているのが古江彩佳選手。20試合に出場して16試合で予選を通過。トップ10にも3度入っており、ポイントランクは18位。いつ勝ってもおかしくありません。

勝みなみ選手もAIG女子オープンで2位に入るなど爆発力を見せており、待望の初優勝が少しずつ近づいている気配がします。

シーズンは残り11試合。まだ勝利のない日本勢8選手の勝利に期待したいですね。そして、毎試合違う優勝者が誕生するという記録はどこまで続くのかにも、ちょっぴり注目です。

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