LPGAの下部ツアーであるエプソンツアーで初優勝を果たし、来季のレギュラーツアー昇格が決まった原英莉花。「自分のゴルフに徹している」と言いながら、日本勢の活躍には刺激を受けていると、アメリカ在住のフォトグラファーである南しずかさんに語った。
画像: 来季米ツアーに昇格する原英莉花

来季米ツアーに昇格する原英莉花

「日本の選手たちがすごく頑張っていますよね。すごいことだと思うし、自分への刺激にもなっています。特にシブコ(渋野日向子)。試合で上位にいるとうれしくなりますし、シブコの記事を読むと、素直に自分の気持ちを話しているなぁって。そんな姿もかっこいいと思うんです」(原)

原が「渋野が上位にいるとうれしい」と話していたことを渋野に直接ぶつけると「同じくです。(原の状況を)同じく見ています!」とうれしそう。

「原ちゃんにはこっち(レギュラーツアー)に来て一緒に戦ってほしいと思っていて。気になる存在だから試合もチェックしているし……“頑張れる理由"になっている。原ちゃんが活躍していると、私も頑張ろうって素直に思えるんです」(渋野)

渋野に話を聞いたのは原が昇格を決める前だったが、その後、原はワイルドホースレディスゴルフクラシックで優勝してレギュラーツアー出場権を獲得。来季は同じ舞台に立つ。

国内ツアーでの単年シードを放棄し、あえて米下部という“いばらの道”を選んだ原。エプソンツアーは残り3試合となり「日本の試合は1年の流れみたいなものがあったんですけど、こちらでは毎試合新しいコースに来て、チェックすることがたくさんあります。グリーンの読みだったり、ショットでもランの出具合とか。だからかな、時の流れがすごく早い気がします」(原)。

躍動する渋野ら日本勢のほか、「とにかくゴルフへの情熱がすごい」というエプソンツアーの選手ら、いいライバルに囲まれた原だが「意気込みはあるけれど、できるのは“一打に集中すること”です」。

熱く、でもクールに、2026年はより大きな舞台で戦う。

※週刊ゴルフダイジェスト2025年9月16日号「バック9」より

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