
2014年大洗GCで行われた日本女子アマを制した蛭田みな美(撮影/岡沢裕行)
9日練習ラウンドを終えた蛭田に11年前の日本女子アマについて聞いてみると、「そのころのほうが上手かったかも(笑)」と謙遜するが。プロとして出場する大洗を回ったあとで、優勝当時と違うプロのセッティングの難しさを実感していた。
「ショットの正確性が狂うと、ボギー狙いになってしまいます。長いラフで当時はこんなに狭かったかなって思うくらい狭く感じました」

そんな蛭田のほかに出場した、32人によるトーナメント表を見てみると、当時アマチュアだった選手のうち21人がプロテスト合格し、決勝トーナメントに進出した32人中12人がツアー優勝を飾っていた。
初戦敗退の小祝さくらと畑岡奈紗の2人で25勝。ベスト8進出の勝みなみ、ベスト16進出の稲見は東京五輪で銀メダルを獲得するなど、じつに12人で58勝も挙げている。
●優勝者(優勝回数順)
稲見萌寧/ツアー13勝
小祝さくら/ツアー12勝
畑岡奈紗/ツアー11勝
勝みなみ/ツアー8勝
大里桃子/ツアー3勝
山内日菜子/ツアー2勝
新垣比菜/ツアー2勝
堀琴音/ツアー2勝
森田遥/ツアー2勝
蛭田みな美/ツアー1勝
永井花奈/ツアー1勝
三ヶ島かな/ツアー1勝
ほかにも初優勝が期待されるプロ(政田夢乃、大出瑞月、金澤志奈、野澤真央、権藤可恋、山口すず夏、田辺ひかり、など)も多い。
そうそうたる顔ぶれの中に、ティーチングプロでタレントとして活躍する三浦桃香の名も。ベスト4まで進出した。来週開催される「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」を放送する東海テレビで人気の「ダイアン津田のバーディーチャンす~」では人気芸人とアイドルにゴルフを指導するなど、活躍の場を広げているひとりだ。
今大会でも大洗から新たなヒロインが誕生するかもしれない。