
第2ラウンドで66をマークし、4位タイに浮上した堀琴音(撮影/岡沢裕行)
堀が満面に笑みを浮かべた。
「ショットがよかったです。ほぼ全部パーオンしたし、バーディチャンスもいっぱいあった」
この日は早朝から第1ラウンドの残りを消化しなくてはならず、スタート時間が早くなったが「最初はバタバタしてしまったのですが、途中から落ち着いてプレーができた。そこから我慢していったほうがいいなと思っていたら、今日すごいスコアがよかったので、我慢してよかったです」とうれしそうに振り返った。
66をマークした第2ラウンドは6番で4メートルを沈めてバーディが先行。ここから7番1メートル、8番6メートルを決めて3連続バーディを奪った。後半もショットが好調で13番パー4は第2打を5Uで4メートルにつけ、14番パー3も同じく5Uで2メートルに乗せて連続バーディ。17番パー4も7Wで1メートルにピタリをつけ、リーダーボードを駆け上がった。
「(ショットがよかったのは)曲がったら難しいので、きちんとフェアウェイをキープすることを目標にしていたから。しっかりとフェアウェイに乗せられたと思います。2番以外は全部フェアウェイでした」
大洗GCは11年前の日本女子アマチュア選手権で回って以来だという。
「当時と飛距離は違いますが、すごい難しいイメージだった。(今回)回ってみてやっぱり難しいと思ったし、木が伸びたんじゃないかと思いました」と感想を口にした。
過去2勝しているが、メジャー優勝はない。2016年の日本女子オープンはアマチュアで優勝した畑岡奈紗に次いで2位と悔しい結果に終わっているだけに、メジャーへの思いは強い。
「メジャーはほしいという気持ちはありますが、毎回気負いすぎてしまって失敗している。普段の試合と変えないようにという意識はしています」
決勝ラウンドも好調なショットを武器に女子プロ日本一を目指す。