開催中の米女子ツアー「クローガークイーンシティ選手権」で、山下美夢有選手と岩井千怜選手の日本人ルーキーコンビがリーダーボードを駆け上がりました。3日目はともに「66」の好スコアでプレー。ともに3位タイまで順位を上げています。
画像: 米女子ツアー「クローガークイーンシティ選手権」3日目、3位に浮上した山下美夢有(写真/AIG女子オープン=U-NEXT)

米女子ツアー「クローガークイーンシティ選手権」3日目、3位に浮上した山下美夢有(写真/AIG女子オープン=U-NEXT)

勝てばふたりとも今シーズン2勝目。今シーズンはツアー2勝を挙げている選手が皆無という珍しいシーズンとなっていますが、ついにその記録が途絶える時が来るのかもしれません。

ふたりと1打差の2位には世界ランク、米女子ツアーポイントランクともに1位で、現在世界のトップと言っていいジーノ・ティティクル。彼女が勝利しても、シーズン複数優勝者なし記録は途絶えることになります。

一方、トップのチャーリー・ハルは今シーズン未勝利のため、彼女が勝利した場合、複数優勝者がいないシーズンは継続ということになります。チャーリー・ハルといえば、AIG女子オープンで山下選手と激闘を繰り広げた選手。ふたたび最終日に優勝を競う展開となっています。

さて、今シーズンもうひとつ不思議といえば、昨年7勝と他を寄せ付けない強さを見せたネリー・コルダが、シーズン終盤のこの時期までなんと1勝もできていないということも挙げられるのではないでしょうか。

コルダはここまで15試合に出場して予選落ちはゼロ(!!)。トップ10には6回入り、ポイントランクは7位。総合力を示すストローク・ゲインド・トータルは3位と見事な成績を残しつつ、勝利だけに恵まれていません。

そんな彼女は現在トップと3打差の5位タイからのスタート。仮に勝利を収めた場合、シーズン複数優勝者なしは継続です。なんとも奇妙な状況と言えます。

年間女王レースに目を向けると、現在トップはジーノ・ティティクルで約2619ポイント。優勝すると500ポイントが加算され、独走体制に近づきます。

山下選手は現在約1663ポイントを稼ぎ、ランク4位につけています。優勝で500ポイントが加算されると2163ポイントとティティクルとの差がグンと詰まり、年間女王が視界に入ってきます。

日本勢の複数回勝利はなるか。コルダのシーズン初優勝はなるか。そして年間女王レースへの影響は……? クローガークイーンシティ選手権は、プレー以外の部分も見どころ満載になりそうです。

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