桑木志帆とのプレーオフを制した金澤志奈の初優勝で幕を閉じた「ソニー日本女子ゴルフ選手権大会」。優勝争いは言うまでもなく“白熱”した戦いだった。しかし、今回取り上げるのは「いま純粋にゴルフが楽しい」と語るツアー14勝を誇る有村智恵の復帰後の変化についてだ。

予選突破のカギはフィジカル&メンタル

画像: 復帰後のメンタルについて赤裸々に語る有村(撮影/岡沢裕行)

復帰後のメンタルについて赤裸々に語る有村(撮影/岡沢裕行)

2022年11月から『妊活に専念』を理由にツアー出場の一時休養を表明し、2024年の出産を経て、今年の『ヤマハレディースオープン葛城』でツアー復帰した有村だが、今回復帰後初の予選突破を果たした。そして最終日は2バーディ、7ボギー、1ダブルボギーで7つスコアを落とし通算8オーバーの47位タイでフィニッシュ。

「今週は雨の影響もあってグリーンが軟らかかったことが戦えた理由の一つだと思います。あとは休養前より、球を打つ時間を減らし、フィジカルや体力面を重視したトレーニングを増やしたことで、徐々にパワーが戻ってきているのも大きいと思います」とメジャーで予選突破の理由を語ってくれた。

画像: 試合終了後、笑顔でファン対応を行う有村(撮影/岡沢裕行)

試合終了後、笑顔でファン対応を行う有村(撮影/岡沢裕行)

変わったのはフィジカル面だけでなく、“気持ちの違い”も大きいと言う。

「今までは“何か”重たいものがずっと乗っていたというか、1年間を通してポイントを積み上げてシードを取らないといけないというプレッシャーが大きかった。特にメジャー大会はポイントが高いので、よりプレッシャーが大きくのしかかっていたんです。だからこそ思い切ったプレーというよりも“安全”にプレーをしていた感じでした。でも今はいい意味でそのプレッシャーがないので、練習でもいろいろなことを試せていますし、試合中も思い切ったプレーができているんです。加えて今は純粋にどうやったら上手くなれるのかを考えてゴルフをしているので、めちゃくちゃ楽しいんです」

有村の次戦は約2週間後の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント」。今シーズンはこの試合がラストとのことだが、ツアー14勝を誇る技術力に加え、プレッシャーから解放され、上手くなることを純粋に楽しむという“新たな武器”を携えた有村が復活優勝する日は近いかもしれない!

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