DPワールドツアーのフラッグシップトーナメント「BMW PGA選手権」でローリー・マキロイやラドビッグ・アバーグらライダーカップメンバーを抑え43歳のベテラン、アレックス・ノレンがプレーオフを制して優勝を飾った。再来週の欧米対抗戦では脇役のはずの副キャプテンが大舞台で一躍主役に躍り出る番狂せに本人「幸運だしラッキー、とてもハッピー!」と手放しで喜んだ。
画像: 43歳のベテラン、スウェーデンのアレックス・ノレンが優勝(PHOTO/Getty Images)

43歳のベテラン、スウェーデンのアレックス・ノレンが優勝(PHOTO/Getty Images)

2日目には今大会初出場の松山英樹が64をマークしリーダーボードの最上段に浮上しファンを喜ばせたが3日目にまさかの失速。前日より12ストローク多い76を叩き馬群に沈んだ。

松山英樹、笑顔とガッツポーズ! 【2日目の4番チップインイーグル・DPワールドツアー公式X】

@DPWorldTour post on X

x.com

しかしそれで終わらないのが松山。最終日のバック9で4バーディを奪って5つスコアを伸ばしジョン・ラームらと並ぶ15位タイで4日間を終えた。

現在DPワールドのポイントランク1位でライダーカップのエース、ローリー・マキロイが20位タイに止まった大会で輝きを放ったのはDPワールドでのスウェーデン勢最多優勝を誇るノレン。

3日目にフランスのエイドリアン・サディアと並び首位タイに浮上すると最終日もお互い譲らず通算19アンダーでプレーオフに突入。1ホール目でノレンがバーディを奪いツアー12勝目を挙げた。

BMW PGA選手権の最終日のハイライト【DPワールドツアー公式YouTube】

画像1: - YouTube youtu.be

- YouTube

youtu.be

ライダーカップ組はマシュー・フィッツパトリック、ビクトル・ホブラン、ティレル・ハットンが通算15アンダーで5位タイに入ったのが最高だった。

PGAツアーでも活躍するノレンは7月の3Mオープンで7位タイ、8月のウィンダム選手権で3位タイに入るとDPワールドツアーでも8月末にブリティッシュ・マスターズで優勝。そして今回も勝って夏場に調子を上げてきた。

「(ライダーカップのメンバー入りには)少し結果を出すのが遅かったけれど、このあとチームでアメリカに移動して大会に備えるのをとても楽しみにしている」と副キャプテンの顔を覗かせたノレン。

今回予選落ちに終わったルーク・ドナルドキャプテンの信頼が厚い北欧を代表するベテランは大のカーレース好きという一面も。

「もしプロゴルファーじゃなかったらF1レーサーになりたかった」のだとか。

なお松山以外の日本勢は桂川有人が54位タイ、中島啓太は予選落ちに終わっている。

ライダーカップの欧米メンバーはこちら!

This article is a sponsored article by
''.