「ウォルマートNWアーカンソー選手権」初日、黄金世代の勝みなみが8アンダーで首位タイに立ち、1打差で畑岡奈紗が追走。渋野日向子も34位タイと、世代の活躍が光った。今季米女子ツアーは21世紀生まれの選手が席巻するなか、黄金世代はまだ勝利がない。しかし、バーディ数2位の勝や、ポイントランク安定の畑岡など、勝利への準備は万全。次世代との火花散る戦いに注目が集まる。
画像: 「ウォルマートNWアーカンソー選手権プレゼンテッドバイP&G」で首位スタートの勝みなみ

「ウォルマートNWアーカンソー選手権プレゼンテッドバイP&G」で首位スタートの勝みなみ

開催中の「ウォルマートNWアーカンソー選手権プレゼンテッドバイP&G」で、勝みなみ選手が初日を8アンダーと爆発。首位タイでホールアウトしました。1打差の7アンダーには畑岡奈紗選手がつけています。

また、シード確保に好成績を残したい渋野日向子選手も4アンダー34位タイとまずますのスタート。98-99年生まれ世代、“黄金世代”が輝きを放つ初日となりました。

勝みなみ、畑岡奈紗、渋野日向子の3選手は、まさしく世代を象徴する3人と言えます。2014年、高校1年生で出場したバンテリンレディスでアマチュア優勝を果たし、黄金世代の先陣を切ったのが勝選手なら、2016年にアマチュアとして史上初めて日本女子オープンを勝ち、いち早く海を渡って米女子ツアーで確固たる地位を築いたのが畑岡選手でした。

そして渋野日向子選手は2019年「AIG女子オープン」で日本人女子選手として42年ぶりのメジャー制覇を達成。当時、ゴルフメディアでは「黄金世代」の文字を見ない日はないほどの活躍ぶりでした。

そんな彼女たちも、米女子ツアーの日本勢のなかではいつしか最年長世代になっています。今年米女子ツアーに常駐している13人の選手の生年を確認してみましょう。

・渋野日向子選手: 1998年
・勝みなみ選手: 1998年
・畑岡奈紗選手: 1999年

・西村優菜選手: 2000年
・吉田優利選手: 2000年
・古江彩佳選手: 2000年

・笹生優花選手: 2001年
・山下美夢有選手: 2001年
・西郷真央選手: 2001年

・岩井千怜選手: 2002年
・岩井明愛選手: 2002年

・竹田麗央選手: 2003年

・馬場咲希選手: 2005年

今年メジャーを制した山下選手、西郷選手はともに2001年生まれ。勝利を挙げている岩井ツインズ、竹田選手はそれぞれ2002年、2003年の生まれです。“21世紀生まれ”の選手たちの大活躍に対して、黄金世代は今季まだ米女子ツアーでの勝利がありません。

とはいえ、勝みなみ選手はAIG女子オープンで2位に入っていますし、畑岡選手もポイントランク41位とシード権内で安定したプレーを続けています。

とくに勝選手はバーディ数283個を奪い、ツアー2位。ホールごとのパット数はなんとツアー1位と、高いバーディ奪取力が数字として残っています。勝つ準備はもちろんOKと言えます。

また、黄金世代のみならず、西郷真央選手(6アンダー)、山下美夢有選手(5アンダー)、古江彩佳選手(5アンダー)、岩井千怜選手(5アンダー)、竹田麗央選手(4アンダー)も好発進しています。

さまざまな世代が混じり合って、今週も誰が勝ってもおかしくない状態の米女子ツアーの日本人選手たち。その先頭で引っ張っている黄金世代の輝きも引き続き楽しみにしたいですね。

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