気温23.1度、風速1.6mで朝の雨の影響もありグリーンは止まるコンディションになりました。ピンを果敢に攻めバーディを奪う選手が続出し、大きくスコアを伸ばした佐久間朱莉、荒木優奈が一気にスコアボードを駆け上がります。初日上位だった小滝水音、吉本ここね選手も着実にスコアを伸ばし上位陣は4打差以内に12名が入る混戦になっています。

「住友生命Vitalityレディス東海クラシック」の2日目に66でプレーし首位に1打差の3位タイに浮上した佐久間朱莉
今季初優勝から3勝を挙げた後に不調だった佐久間選手はショットの調子も戻って来たと話していた通りにショット、パットが噛み合い首位に1打差の3位タイに浮上し、4勝目を目指して最終日に挑みます。
「前半は伸び悩みましたが、FWキープが多くできたことで後半はスコアを伸ばすことができました。何カ月ぶりかの良いラウンドでした」と、年間女王を目指す佐久間選手にとって訪れた4勝目のチャンスをものにしたいところ。明日も伸ばし合いの展開について行けるように、と練習場へと向かいました。
7バーディノーボギーで同じく首位にジャンプアップした荒木優奈選手は、「ティーショットが安定していたことでピンを狙うことができました。2勝目は難しいと聞くのでチャンスを逃さないようにしたいと思います。マネジメントはグリーンが止まるので突っ込んでピンをガンガン狙って」と言い、2週前に初優勝した「ゴルフ5レディス」に続いての2勝目を狙います。

「住友生命Vitalityレディス東海クラシック」の2日目に65でプレーし3位タイにジャンプアップした荒木優奈
飛距離のある神谷そらとイ・ミニョンが10アンダーで首位に並び、佐久間朱莉、荒木優奈、飛距離はなくてもショットの安定度の高い小滝水音が1打差で追い、FWキープ率2位の吉本ここねも2打差を追います。明日も伸ばし合いの展開は必至。昨年は最終日に8つスコアを伸ばした岩井明愛選手が連覇を果たしましたが、今年はどの選手が抜け出すのでしょうか。明日も現地からのレポートをお届けします。
写真/大澤進二