9月25日(木)~28日(日)パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ

24年の最終日には雨が降った(撮影/有原裕晶)
会場:泉ヶ丘カントリークラブ(6993ヤード、パー71)
賞金総額:1億円、優勝賞金:2000万円
大会は例年通り、大阪府堺市の泉ヶ丘カントリークラブで開催される。2008年に始まったこの大会は、過去に石川遼や池田勇太、そして2022年には蟬川泰果ら、数々の有力選手が優勝者に名を連ねてきた。
プレーバック2024

最終日の様子(撮影/有原裕晶)
2日目は平田憲聖と勝俣陵が首位タイに浮上。2日目に「68」をマークした平田は、2度の池ポチャをパーで切り抜けるなど安定したゴルフを見せた。3日目には初日3位だった清水大成が、後半に2イーグル、5バーディを奪う猛追で単独首位に浮上。プロ5年目での初優勝に王手をかけた。
最終日、清水に2打差でスタートした平田は、8番で清水がボギーを打ったことをきっかけに追いつくと、9番から4連続バーディで一気に突き放した。最終的に通算25アンダーとし、石川遼、松山英樹に次ぐ年少記録での年間4勝目、ツアー通算6勝目を念願の地元・関西で飾った。
主な副賞
副賞にはパナソニック製品 一式、堺商工会議所「堺打刃物」「注染てぬぐい」が贈られる。
特別賞には、ホールインワン賞(16番ホール)賞金200万円(提供:セールスフォース・ジャパン)、フルサイズミラーレス一眼カメラ「LUMIX S1RII 標準ズームレンズキット DC-S1RM2M」(提供:パナソニックグループ)。イーグル賞では(18番ホール)賞金100万円(提供:福宝ホールディングス)が贈られる。

副賞を受け取る平田(撮影/有原裕晶)
注目選手!
細野勇作

2025年 ロピアフジサンケイクラシックにて(撮影/姉崎正)
プロフィール
山口県山陽小野田市出身。心臓の手術を経験し、激しい運動ができなかったためゴルフを始めた。米国ツアー選手の動画を参考にしながら父親とスイングを研究し、左打ちで技術を磨いた。直近の成績では、2025年「東建ホームメイトカップ」で31位タイ、「フジサンケイクラシック」で21位タイ、「ANAオープン」で13位タイと、優勝が期待される。
スタッツ(2025年9月23日時点)
飛距離:293yd(45位)
パーオン率:68.4%(55位)
平均バーディ数:4.20(26位)
平均パット数:1.72(14位)
米澤蓮

ISPS HANDA 夏に爆発どれだけバーディ取れるんだトーナメントにて(撮影/有原裕晶)
プロフィール
東北福祉大学ゴルフ部では金谷拓実の1学年後輩。2018年の「アジア大会」では、金谷や中島啓太らとともに日本団体メンバーとして金メダルを獲得。直近では、2025年「ISPS HANDA 夏に爆発どれだけバーディ取れるんだトーナメント」で2位、「フジサンケイクラシック」で27位タイ、「ANAオープン」で19位タイに入るなど、安定して上位に食い込んでいる。
スタッツ(2025年9月23日時点)
飛距離:291yd(52位)
パーオン率:71.2%(17位)
平均バーディ数:4.75(3位)
平均パット数:1.71(8位)
加藤金次郎

史上最年少でプロ宣言をした加藤金次郎(撮影/有原裕晶)
プロフィール
愛知県瀬戸市出身。2010年5月6日生まれの15歳で、2025年9月22日に史上最年少でのプロ宣言が発表された。ジュニア時代から数々の優勝を重ね、2024年には「中部日本ゴルフマスターズ」を制覇。同年、「中日クラウンズ」で予選通過まであと一歩に迫る健闘を見せた。
今大会「パナソニックオープン」に主催者推薦枠でプロとして初出場することが決定。過去には2021年に中島啓太、2022年には蟬川泰果がアマチュアとして同大会で優勝しており、若手が結果を出してきた舞台で、史上最年少プロがどんな戦いを見せるか注目が集まる。将来の目標はPGAツアーでの優勝だという。【↓加藤金次郎の記事はこちらをクリック!↓】
大阪に馴染みのあるプロたち

(撮影/姉崎正)
小斉平優和
大阪府高槻市出身。3歳から競技を始め、2011年には中学1年生でレギュラーツアーにも出場した。2016年「日本ジュニアゴルフ選手権」で優勝。2025年シーズンは、悲願のツアー初優勝を地元福岡の「Sansan KBCオーガスタ」で達成。その後も「フジサンケイクラシック」で10位タイ、そして「ANAオープン」で19位タイに入るなど、好調を維持している。

(撮影/有原裕晶)
安森一貴
大阪府堺市出身。祖父の影響でゴルフを始め、2013年「大阪府高等学校ゴルフ選手権」で優勝。関西学院大学に進学後、2018年「日本学生ゴルフ選手権」で3位タイの成績を収めた。2019年にプロに転向すると、2022年の最終予選会で12位に入り、2023年シーズンの出場権を獲得した。直近では、2025年「ISPS HANDA 夏の決戦・誰が一番強いんだトーナメント」で7位タイなど、調子を上げてきている。

(撮影/有原裕晶)
鍋谷太一
大阪府出身。2022年シーズンは開幕戦「東建ホームメイトカップ」で6位に入るなどの活躍を見せ、賞金ランキング45位に入りプロ11年目で初シードを獲得した。2023年「カシオワールドオープン」で初優勝を飾っている。直近では、2025年「ISPS HANDA 夏の決戦・誰が一番強いんだトーナメント」で22位タイ、続く「ANAオープン」では27位タイ、「ハナ銀行インビテーショナル」で22位タイと、安定した成績を残している。
アクセス情報など
▼車・二輪車の場合
∟大会期間中、ギャラリー駐車場は用意されない。
▼電車の場合
∟新大阪駅から泉ケ丘駅までは約60分、大阪駅・梅田駅からは約50分。
∟南海泉北線「泉ケ丘駅」南口バスロータリー7番乗降所から、無料ギャラリーバスが運行。
∟バスの所要時間は約20分で、各日6時15分から運行される。
チケット情報
▼前売券[一般]
∟販売期間:2025年7月18日(金)00:00~9月24日(水)23:59
∟4枚綴り券:8000円(税込)
∟販売場所:チケットぴあ、ローソンチケット、CNプレイガイド、イープラス、セブンチケット
∟※前売券の払い戻しについては、大会不成立の場合(36ホールを消化できなかった場合)などに限られる。
▼当日券(各日指定券)
∟9月25日(木)・26日(金):各3000円(税込)
∟9月27日(土)・28日(日):各4000円(税込)
∟販売場所:大会期間中、ギャラリー受付にて販売(現金のみ)。
∟※競技開始後1組も9ホールをプレー完了できなかった場合、払い戻しはされるが、翌日以降に振り替えることはできない。
▼無料入場対象者
∟高校生以下
∟障がい者手帳提示者(同伴者1名まで無料)
∟※中学生以下(15歳以下)は、保護者の同伴が必要。
中継情報
▼毎日放送(MBS)※関西地区のみ
∟9月27日(土)14:00~14:54
∟9月28日(日)13:00~14:54
▼GAORA SPORTS
∟9月25日(木)9:00~11:00、13:00~15:00
∟9月26日(金)11:30~13:30、15:00~17:00
∟9月27日(土)12:00~15:00(競技終了まで延長あり)
∟9月28日(日)12:00~15:00(表彰式終了まで延長あり)
▼ゴルフネットワーク
∟9月27日(土)8:00~10:45「とことん1番ホール生中継」
∟9月28日(日)8:00~10:45「とことん1番ホール生中継」
▼スポーツナビ、MBS公式YouTubeチャンネル
∟9月25日(木)9:00~11:00、13:00~15:00
∟9月26日(金)11:30~13:30、15:00~17:00
∟9月27日(土)12:00~15:00(競技終了まで延長あり)
∟9月28日(日)12:00~15:00(表彰式終了まで延長あり)
ギャラリープラザ情報
今年の「パナソニックオープン」は、ゴルフの面白さをもっと“オープン”にするイベントが盛りだくさんだ。名物「ザ・ギャラリーホール」では、タケ小山と薬師寺広さんがグリーンDJを務め、スティックバルーンやエアバズーカで大会を盛り上げる。他にも、ロープの内側から観戦できる「インサイドロープツアー」や、選手とキャディの会話が聞ける「プレイヤーズマイク」など、臨場感あふれる企画が満載。また、「4DReplay」で自分のスイングをあらゆる角度からチェックしたり、パナソニックの最新製品を体験できるブースも設置される。飲食ブースでは地元グルメが楽しめるほか、ジュニア向けのイベントやゴルフクラブリユースプロジェクトなど、社会貢献活動も実施。ゴルフファンも、初めて観戦する人も楽しめる、新しいゴルフ体験をぜひ味わってほしい。