ゴルフの上達を目指すゴルファーにとって役立つ情報を発信する「みんゴル・ゴルファー応援隊」。その隊長に就任したシングルプレーヤー・マツケンが上達のヒントになることを紹介。今回は、「上級者のプレーを間近で見る」がテーマです。
画像: 上級者やプロを見る時、どんなところに着目すればいい?(写真はイメージ)

上級者やプロを見る時、どんなところに着目すればいい?(写真はイメージ)

上級者のプレーをじっくり観察したい

上級者と一緒にプレーするのは「自分の未熟さが際立つようで、気が重い」「プレーのペースを乱したり、迷惑をかけてしまうのが不安」「自分も負けじと良いプレーをしようと意気込んで、ついリズムを乱してしまう」などなど、苦手に思ったり、避けようとする方も多いようです。

出来れば自分と同じようなレベルの仲間で、気軽にプレーしたい。そう思うのは、ごく自然なことと思います。でも今よりもっと上達したい、レベルアップしたいと思うなら、上級者のプレーを間近に見られる機会を積極的に増やしていくことをお勧めしたいです。

私の周りでも、メキメキ上達していくゴルファーは、みんな好奇心、向上心、が旺盛な方ばかりで、そうした機会があろうものなら、少しでも自分のゴルフの糧に取り入れようと貪欲な姿勢の方が多いと感じています。

必ずしも一緒にプレーする必要はありません。たとえばプロのトーナメントを観戦してもいいし、テレビ観戦でも学べることはあります。ただ、闇雲に上級者のプレーを観察したり、プロの好プレー、好ショットに感心しているだけでは自分のゴルフを向上させることにはつながりません。

では、上級者やプロを見る時、どのようなところに着目して取り入れていけばいいのか。考えていきましょう。

① 立ち振る舞い、リズム。

普通は、プロや上級者のプレーを目の当たりにすると、どうしてもショットそのもの、その人のスウィング、球筋といったところに注目しがちですが、観察して頂きたいのは、ショットに入るまでの立ち振る舞いや動作です。

上手い人ほど無駄が無い、どんな競技、遊芸の世界でも達人と言われるレベルの方は、一連の動きが流れるようになめらか、スムーズで、無駄が無い。

ゴルフで言えば、ターゲットにフォーカスしていく時の集中力の高め方、スムーズにスウィングを始動していくための、ワッグルなどの脱力動作。クラブを抜いてから、ボールに近づいていく時の呼吸の仕方。こんな点に注目していくと、きっと新たな発見があるはずです。

そうそう、プロは歩き方も颯爽としていて気持ちが良いですよね。リズム、テンポも一定で、歩いてきたリズムのまま自然とショットに入っていく。

スウィングを真似したり取り入れようとするより、遥かにやさしく、それでいて自分のゴルフに良い影響を与えてくれる事と思います。特に本番で練習通りのショットが出来ない、という方は、こうした点に着目してみて頂けたらと思います。

② 上手い人の共通点を探す。

強いゴルファー、上手いゴルファーは皆、自分のプレースタイルがあり、それぞれがストロングポイントを持ち合わせています。たとえば、「ドライバーが曲がらない」「アイアンショットが切れ切れ」「ショートゲームが異常に上手い」などなど。

普通はそのプレーヤーのストロングポイントに目がいってしまうと思いますが、お勧めしたいのは、上手い人の共通点を探すこと。多くの場合、そのゴルファーのストロングポイントというのは長年の努力、経験によって独自に築き上げられてきたもの。

「ああ、あの人みたいなカッコいいボールが打ちたい、あんなスウィングになりたい」などと憧れるのは自由ですが、簡単に取り入れられるものではありません。それより「ああ、やっぱり上手い人はみんなここは一緒だな」という共通点を探していくのです。

そのプレーヤーの個性的な部分ではなく、多くの名手に共通する普遍的な部分を見つけ出せれば、きっと付け焼き刃ではない「原則」を導き出せるかも知れません。これもすぐに見つけられるものでは無いかも知れませんが、そうした視点で上級者のプレーを観察する。その積み重ねが、きっとご自分のゴルフにとって大切な「何か」を手に入れる事につながることと思います。

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