LPGAツアーのウォルマートNWアーカンソー選手権が悪天候のため中止となった。3日間54ホールの大会で全選手が消化できたのは18ホールだけ。すでに水浸しになったコースに一晩で80ミリ超の雨が降り、週明けの回復も見込めなかったためLPGAツアーが中止を発表。最低36ホールをこなさないと試合が成立しないため今回はノーゲームとなった。
画像: LPGAツアーのウォルマートNWアーカンソー選手権初日トップに立ったが、競技不成立で初優勝のチャンスを逃した勝みなみ

LPGAツアーのウォルマートNWアーカンソー選手権初日トップに立ったが、競技不成立で初優勝のチャンスを逃した勝みなみ

ポイントランクに加算されない非公式の大会になったが、賞金総額の3分の2に当たる200万ドル(約2億9400万円)が出場した全員に分配された。第1ラウンドで8アンダー63をマークしてトップタイにつけた勝みなみは、優勝賞金の半分に当たる18万6953ドル(約2700万円)を獲得。

1打差3位タイの畑岡奈紗には6万7078ドル、9位タイの西郷真央には2万9699ドルが支給され、ネリー・コルダを含む66位タイ以下の選手には順位に関係なく一律3500ドルが配分された。

念願のLPGAツアー初優勝はお預けになったが、63をマークした初日に勝は「すべてが上手くいって、18番だけフェアウェイを外してしまったのは悔しかったですけど全体としては良かったです。これまで全ホールでフェアウェイをキープしたことはなかったのでそれがしたかった」と語りながら「全英の週からずっと(調子が)いい」と自信を口にした。

今季岩井ツインズら日本人ルーキーが勝っているだけに、3年目の勝にも10月からのアジアシリーズでは先輩の意地を見せてもらいたいところだ。実は悪天候でこの大会が不成立となったのは今回が初めてではない。07年、当時アーカンソー大学4年だったステイシー・ルイスが初日トーナメントをリードしたが荒天で中止になりアマチュア優勝は幻になった。

くしくも今回の大会前に7歳の娘を持ち40歳になったルイスが今季限りでの現役引退を表明。愛するアーカンソーで「19回目の特別な試合」を楽しむはずが最初と最後が不成立になったというのも奇遇である。

※週刊ゴルフダイジェスト2025年10月14日号「バック9」より

今週開催のロッテ選手権直前インタビュー【WOWOW公式動画より】

画像: 勝 みなみ ロッテ選手権 大会前インタビュー/LPGA女子ゴルフツアー2025【WOWOW】 www.youtube.com

勝 みなみ ロッテ選手権 大会前インタビュー/LPGA女子ゴルフツアー2025【WOWOW】

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