米女子ツアーの戦いもいよいよ終盤戦突入し、残りは8試合。というわけで、今後の見どころをふたつ挙げてみました。
画像: 馬場咲希の初優勝はある?(撮影/有原裕晶)

馬場咲希の初優勝はある?(撮影/有原裕晶)

年間女王争いの行方は?

米女子ツアーでは、ポイントランク60位までの選手が最終戦「CMEグループツアーチャンピオンシップ」に出場することができ、その優勝者が年間女王の称号(と、超高額賞金)を手にします。

日本人選手では、山下美夢有、竹田麗央、西郷真央、岩井明愛、岩井千怜、古江彩佳、勝みなみ、畑岡奈紗の8選手が現在60位圏内。馬場咲希選手が65位、吉田優利選手が70位とあと一息で最終戦圏内という位置につけています。

気の早い話ですが、馬場選手、吉田選手までの全選手が出場できたとすると、日本勢は10名が出場。出場60選手(タイ者も出場可能なので60名とは限りませんが)のうち実に6人に一人が日本人選手ということになり、年間女王も大いに期待できるといった事態になりそう。改めて、今シーズンの日本勢の躍進はすごいです。

日本人選手の「初優勝」はありそう?

続いての見どころは、日本人選手の「初優勝」は残りシーズンで見られるか? という点です。

今年は西郷真央、山下美夢有、岩井明愛、岩井千怜の4選手が米女子ツアー初優勝をすでに挙げていますが、いまもっとも初優勝に近い位置にいるのが勝みなみ選手ではないでしょうか。

今年は20試合に出場して実に17試合で予選を通過。トップ10には4回入っており、ポイントランクは38位。山下選手が初優勝をメジャー勝利で飾ったAIG女子オープンでは2位タイに食い込む健闘を見せています。

先週の試合では初日を8アンダートップタイで発進しましたが、雨に泣かされ無念の競技中止。7月以降一度も予選落ちを喫していない安定感で、残り試合での初優勝は十分に可能性があるのではないでしょうか。

一方、17試合に出場し、8度の予選落ちを喫しながらも9試合で3度のトップ10に入っているのが馬場咲希選手。爆発力のある選手なので、馬場選手のルーキーイヤーでの初優勝にも期待したいです。

米女子ツアーは今週ハワイ、来週以降は日本を含むアジアで5試合を行なって、フロリダで1試合を経て最終戦を迎えます。残り8試合でどんなドラマが待っているのか、最後まで楽しみですね。

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