タイガー、松山英樹が長く愛用し、世界中のゴルファーから憧れられるパターブランドの魅力を追いかけるシリーズ。第89回はジーンズの様なエイジングが特徴の『009 ビーチ』について。

ビンテージジーンズのごとく愛でる

画像: ストレートシャフト仕様の009ビーチ。クロマチックブルー仕上げの青いボディに、金と赤のスタンプが高級感を演出している。クロマチックブルーは、基本的にカーボンスチールに施される仕上げだが、数は少ないもののSSS(ステンレススチール)のクロマチックブルーも存在し、こちらは比較的錆に強い

ストレートシャフト仕様の009ビーチ。クロマチックブルー仕上げの青いボディに、金と赤のスタンプが高級感を演出している。クロマチックブルーは、基本的にカーボンスチールに施される仕上げだが、数は少ないもののSSS(ステンレススチール)のクロマチックブルーも存在し、こちらは比較的錆に強い

ストレートシャフト仕様のネックが溶接で取り付けられた、009ビーチである。

ビーチ(スリット)には、フランジまで貫通しているタイプと、溝だけで貫通していないタイプがあるが、このパターは前者である。ちなみに、貫通したビーチのほうが、より軟らかな打感と音を生み出す。

オーナーは「カーボンスチールのパターはそれだけで打感が軟らかいのですが、このパターはビーチのおかげでさらに軟らかく、もっちりとした打感が得られます」と話す。

画像: ソールとトウにはサークルTのスタンプ。ソールのトウ部分には、スコッティドッグのスタンプが刻印されている

ソールとトウにはサークルTのスタンプ。ソールのトウ部分には、スコッティドッグのスタンプが刻印されている

画像: サイトドットはドットが円で縁取られたタイプで、金でペイントされている

サイトドットはドットが円で縁取られたタイプで、金でペイントされている

仕上げはクロマチックブルーフィニッシュと呼ばれるもので、カーボンスチールのスペシャルパターに施される仕上げである。

この仕上げは、使用に伴って色の変化と、錆が浮いてくることを避けられない。オーナーも、なるべくそれを防ぐためオイル漬けにして保管しているが、それでも数年前とは色みが変わってきているという。

しかし、それも決して悪いことではない。ビンテージジーンズの経年変化する青を楽しむように愛でる。クロマチックブルーのパターというのは、そういうクラブなのだ。

PHOTO/Takanori Miki
THANKS/スコッティキャメロン ゴルフギャラリージャパン

※週刊ゴルフダイジェスト10月7日号「キャメロンマニア宣言」より

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