
三重県出身の森雄貴が初日トップと2打差で好スタート
マンデーはとなりの東コースで行われ、今大会は西コース開催。三重県出身でジュニア時代から三好CCは何度も回っているが、西コースはプロになってから多くラウンドを経験するようになった。
「東コースと西コースは全然グリーンが違います。西はアンジュレーションが多いんで。ちゃんとピンを狙わないとグリーンを外したらアプローチもパターも難しくなります。今日はパターが良くて、チャンスをきっちり決められました」
西のグリーンを攻略して5つのバーディ奪取に成功した。
最終18番では2打目をグリーン奥に外し、アプローチは2メートルオーバーしたがパーセーブするなど粘り強いプレーも見せた。
「昨年末に45インチの長尺に変えてからパットが良くなりました」と長尺パターにチェンジして、ゴルフの内容が良くなってきているという。

弟の雄貴プロは渡邊彩香の優勝キャディ(撮影/岡沢裕行)
35歳の森は"3きょうだい"の長男で、弟の博貴もプロゴルファー。今年の女子ツアー「大東建託」で渡邉彩香のキャディを務め、復活優勝をサポートした。妹の美穂は人気女子プロゴルファーだ。「年に1、2回くらいしかLINEのやり取りをしないのですが、『マンデー通過すごいね』と久しぶりに連絡が来ました」と激励を受けた。
今シーズンは、5月の下部ツアー「JAPANPLAYERS CHAMPIONSHIP CHALLENGE in FUKUI」に出場したが予選落ち、レギュラーツアーは23年の「横浜ミナト Championship ~Fujiki Centennial~」以来となった。2011年にプロ転向し、プロ14年目の大チャンス。
「明日以降はもうちょっと真っすぐ飛ばさないと、この貯金(スコア)が一瞬でなくなりそうなんで、練習して調整して、このままうまくいけばいいかなと思います」
8年前に結婚し、娘2人と息子"3きょうだい"のパパになった森は、数少ないチャンスをつかみとる。