
写真右は倉本昌弘副会長、中央は諸星裕会長
今シーズンは全25試合を開催ないし開催予定だったが、来季は新規大会が1〜2試合増える見込みだという。また、JGTOの倉本昌弘副会長が一般社団法人『国際スポーツ振興協会』(ISPS)の冠大会についても語った。
「元々は2週連続同じコースでやりたいとのことでしたが、結果的に道内の2コースで開催しました。ただ、酷暑の影響でコースの状態は必ずしも良いとはいえなかった」と話し「来季は時期をずらしてもいいし、2試合は別々の場所でもいいとの申し入れがあった。予定では千葉です」とコメント。
さらに、放送や配信については2027年までに全試合の独占配信を行うことを目指すという。NHKが放送してきた「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」は、来年からBS放送になると明言。倉本副会長は「BS放送で最低でも予選は2時間、決勝は3時間ずつ放送したい」と話した。新たな放送局についてはこれから発表される予定だ。
また、PGAツアーとDPワールドツアーとのアライアンス契約は来季以降も更新する見込みであることも語った。JGTOは2022年にPGAツアーとDPワールドツアーとのパートナーシップを発表。JGTOの賞金ランキング上位3人がDPワールドツアーの出場権を獲得し、ランキング1位はPGAツアーの出場権を懸けた『Qスクール』に最終ステージから出場できることになっている。
「交渉をして、新たに5年間の契約を結べる方向になっている」ことを発表。「選手にとってはいい条件だと思います」とコメントした。諸星裕会長は「世界の潮流を見極めながら、(我々は)どういう立ち位置でいることができるのか。第三極というものにはいずれはなると思うので、そういられるような下準備や心構えをして、コミュニケーションを取っている」と述べた。
※週刊ゴルフダイジェスト2025年10月21日号「バック9」より