中国上海で行われたLPGAアジアシリーズ「ビュイックLPGA上海」で勝みなみが、世界(ロレックス)ランク1位のジーノ・ティティクル(タイ)とのプレーオフの激闘の末、惜しくも2位に敗れた。
画像: 「ビュイックLPGA上海」で惜敗した勝みなみ(PHOTO/Getty Images)

「ビュイックLPGA上海」で惜敗した勝みなみ(PHOTO/Getty Images)

勝みなみ選手が米女子ツアー初優勝にあと一歩、本当に紙一重のところまで迫りました。

中国で開催された「ビュイックLPGA上海」、初日2アンダー27位タイとまずまずのスタートを切った勝選手でしたが、2日目は11アンダー「61」と大爆発。リーダーボードを駆け上がり、一気に首位に立ちます。

3日目も4アンダーとスコアを伸ばし首位をキープ。とはいえ、2打差の2位タイにはジーノ・ティティクルとミンジー・リーという現在の米女子ツアーポイントランク1位と2位が迫り、まったく油断できないなかで最終日を迎えます。

そんななか勝選手は最終日も見事なプレーを展開します。前半に3つ、後半に4つのバーディを奪い、ボギーはなし。7つスコアを伸ばすことに成功し、24アンダーまでスコアを伸ばします。

しかし、それでも勝ちきれないのが米女子ツアー。2位から出たティティクルが17番で起死回生のイーグルを奪い、9アンダー「63」と爆発。勝選手に並び、勝負はプレーオフへと突入したのです。

勝負は互いがバーディパットを打ち合う展開で4ホールが経過。どちらが勝ってもおかしくない、ヒリヒリするような見応えある戦いになりました。

そして迎えたプレーオフ5ホール目、ティティクルがバーディを奪い、勝選手はパー。大観衆が最後まで見守るなか、勝選手の中国での戦いが幕を下ろしました。

先週は単独3位。その前の試合は初日首位タイからの悪天候による競技中止。そして今週は世界ランク1位のティティクルを相手に一歩も引かず、米女子ツアー初優勝まで本当にあと一歩のところまで迫りました。今シーズン中に勝選手が勝利を挙げる可能性は、引き続き大いにあると言っていいでしょう。

さて、米女子ツアーでは毎試合優勝者が違うという珍しい記録が続いていましたが、ティティクルが勝ったことでその記録もついに途絶えることになりました。

ちなみにビュイックLPGA上海では山下美夢有選手も4位タイと上位フィニッシュ。畑岡奈紗選手は18位タイ、吉田優利選手は26位タイ、馬場咲希選手は32位タイ、竹田麗央選手は40位タイで大会を終えています。

今シーズンは残り6試合。勝選手の初優勝、そして日本勢のさらなる優勝に期待したいですね!

【動画】勝みなみとティティクル、プレーオフの死闘(LPGA公式Xより)

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