米女子ツアーがいよいよ最終盤を迎えています。そこで注目されるのが「ロレックス プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」のランキングです。
画像: 史上3人目となる年間最優秀選手&新人王同時受賞の期待がかかる山下美夢有(撮影/岡沢裕行)

史上3人目となる年間最優秀選手&新人王同時受賞の期待がかかる山下美夢有(撮影/岡沢裕行)

プレーヤー・オブ・ザ・イヤーは、各試合の1位の選手が30ポイント、2位の選手が12ポイント、10位の選手に1ポイント……といったように順位に応じたポイントが付与され、年間を通じた獲得ポイント数で争われます。

ポイントを与えられるのが「10位まで」であるため、どれだけ上位争いをしたかが非常に重要になります。また、5つあるメジャー大会ではポイントが2倍になるため、メジャーでの活躍も重要です。

つまり、年間を通して(とくに大きな大会において)いかに上位争いに絡んだか、を表す指標であり、その1位に輝いた選手がプレーヤー・オブ・ザ・イヤーの称号を手に知ることができるのです。

このランキングにおいて、先週の優勝で独走状態に入ったのがタイのジーノ・ティティクルです。獲得ポイント数は162ポイント。2位のミンジー・リーが122ポイントなので、リーが優勝しても逆転できないところまで、ポイントを積み上げています。

そして、3位と4位には日本勢がランクインしています。3位は山下美夢有選手で114ポイント。4位は西郷真央選手で97ポイントです。優勝で30ポイントなので、ティティクルを逆転するには残り6試合で勝利はほぼ必須な状況ですが、ふたりとも、とくに山下選手にはまだ十分にプレーヤー・オブ・ザ・イヤーのチャンスがありそうです。

ちなみに、日本人女子ゴルファーはこの賞を獲得したことがあります。その偉業を達成したのは、ご存知、岡本綾子さん。1987年に受賞しています。山下選手や西郷選手がこの賞を獲得した場合、岡本綾子さん以来のプレーヤー・オブ・ザ・イヤーということになります。

また、山下選手は、2位の竹田麗央選手、3位の岩井千怜選手、4位の岩井明愛選手を抑えて現在「ルーキー・オブ・ザ・イヤー」ランキングでもトップ。もしルーキー・オブ・ザ・イヤーとプレーヤー・オブ・ザ・イヤーをW受賞した場合、米女子ツアー公式サイトによれば、「ルーキー・オブ・ザ・イヤーと年間最優秀選手を同時受賞」ということになり、それは1978年のナンシー・ロペス、2017年のパク・ソンヒョンに次ぐ、史上3人目の偉業となるとのことです。

プレーヤー・オブ・ザ・イヤーのトップ10には、ほかに竹田麗央選手が82ポイント、岩井明愛選手が72ポイントとふたりのルーキーもランクインしています。トップ10のうち4人が日本勢、そのうち3人がルーキーということですね。

2025年の米女子ツアーでいかに日本勢が旋風を巻き起こしたか、それが数字となって刻まれている。そんな印象さえ受ける現在のプレーヤー・オブ・ザ・イヤーランキング。シーズンが終わったとき、その結果は一体どのようなものになっているのでしょうか?

年間最優秀選手&新人王を争う日本勢たち

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