1月の初戦バハマ・グレート・アバコ・クラシックでいきなり2位タイ。8月のユタ選手権でも準優勝と、優勝こそなかったもののトップ10に5回入って下部ツアーを1年で卒業した。
PGAメンバーの証、ツアーカードを手にした写真を何枚もインスタグラムに載せた平田は「(ツアーメンバーという)この言葉を言える日を信じて、ずっとやり続けてきた。全てが報われた瞬間でした」と喜びの声を発信。3000近いいいね! がついた。

ツアーカードを手にした平田憲聖(写真/Getty Images)
一緒に昇格を決めた仲間と抱き合い、ウォーターシャワーで祝い合い「シーズンを共に戦った仲間と一緒に喜び合えた時は、心の底からコーンフェリーツアーに挑戦して良かったと思えました」と実感を込めた。
「小さい時から夢見た舞台で来年は挑戦できます」
コーンフェリーツアーからPGAツアーに昇格した日本人は平田が5人目。04年には今田竜二が、13年に石川遼、15年に岩田寛、そして昨年大西魁斗がレギュラーツアー進出を果たした。
同ツアーのホームページには平田の詳しいプロフィールが掲載され日本ツアーで6勝を挙げていること、24年に4勝を挙げ新人賞に輝いたことに加え23歳301日でのシーズン4勝は石川遼、松山英樹に次ぐ史上3番目の年少記録だったことなどが紹介されている。
ひと足先にPGAツアーでプレーする金谷は先週のベイカレントCレクサスで4位に食い込みポイントランクを大きく上げ、来季のシードにあと一歩のところまで辿り着いた。
今週日光CCでおこなわれる日本オープンで優勝すれば来年のマスターズ、そしてロイヤルバークデールで開催される全英オープンの出場権が与えられる。金谷はANAオープンに続く国内2勝目を視野に入れているはずだ。
では間もなくDPワールドツアー2年目のシーズンを終える中島啓太の状況はどうか?
3月のシンガポールとインドで連続準優勝を飾り8月のブリティッシュマスターズでも単独4位と善戦を続け今年こそポイントランクトップ10(すでに出場権を持つ選手を除く)入りでPGAツアー昇格は確実かと思われた。
しかし現在ポイントランク21位とトップ10入りのためには残り数試合で挽回するしかない状況だ。
今週ローリー・マキロイやトミー・フリートウッドらビッグネームが参戦するDPワールド・インド選手権でのウルトラCを期待したい。