
父がフィッティングしたAグラインドのDCDアイアンでターゲットを見る赤穂未来(撮影/有原裕晶)
初日は72のイーブンパー、2日目は自己ベスト67の5アンダーで回り17位で堂々予選通過。最終日は濃霧のため23位タイまでがセカンドカット。変則9ホールの競技方式で行われるなか35で回り、スコアをひとつ伸ばし、6アンダーでホールアウト。
「今回の試合はピンを攻めてバーディを取るゴルフができました」
9番アイアンを使うことが多く、その9番でスコアを伸ばし、短縮競技の45ホールで11個のバーディを奪った。
9月に行われた下部ツアーのステップ・アップ・ツアー「山陽レディス」でも予選通過し、6アンダーの26位。日本女子オープンは予選会を突破し出場権を得るなど、プロが戦う舞台で中学生が存在感を示している。

父は「Aグラインド」の赤穂勇介さん
2011年兵庫県出身でゴルフを始めたのは4歳。父・勇介さんがゴルフメーカー「Aグラインド」のクラブデザイナーでプロゴルファーをサポートする仕事をしている。得意クラブは父にフィッティングしてもらった4U(AグラインドBZ-H23度)。好きな選手はタイガー・ウッズだ。
「お父さんの影響でゴルフを始ました。そのころからタイガー・ウッズがプレーしているのをテレビで見たことがあったんです。お父さんがアメリカツアーで活躍するタイガーの動画をよく見せてくれたりして、お父さんもタイガーが好きなので私も好きになりました」
今大会は8月のゴルフダイジェストジャパンジュニアカップ(中学女子の部)の優勝特典として出場。プロで活躍する一方、ジュニア大会でもタイトルを狙っている。次戦は20日に出場する兵庫県中学校ゴルフ選手権。
「関西中学校ゴルフ選手権の予選で、それから全国中学校ゴルフ選手権に出場して優勝したいです」
これからの目標は「世界で活躍できて、ファンのみなさんに愛される、目標にされる選手になりたいです」。
小さいころから見て来たタイガー・ウッズのような女子プロゴルファーを目指している。