
ベストスコア83、競技ゴルファーを目指す元レースクイーンの近藤みやび(撮影/大澤進二)
女性クラチャン登場!

みやびさんは今年の6月にベストスコア83をマーク。それまではエンジョイゴルファーとして楽しくゴルフができればいいかなと思う程度でしたが、このベストスコアで一気にゴルフ熱が加熱。どうせやるなら競うゴルフ、いわゆる競技ゴルフに挑戦したいと思うように。
ただ、競技に出るには技術的な向上はもちろんのこと、メンタル面など様々なレベルアップが必要になります。問題は誰に習うか。そこでコーチ役として選任したのがクラブチャンピオンです。一般的にはインストラクターなどゴルフを教えるプロに習うのがセオリーですが、競技ゴルファーの先輩に教えてもらうことで、技術的なことだけではなく、競技での心の持ち方など、競技に出るだけではなく結果を残すためのリアルなスキルを身につけてもらうためクラブチャンピオンに習ってもらうことになりました。
「鬼コーチだったらどうしよう……」

スウィングは改良の余地あり!?
第1回目に登場してもらうのは大宮国際カントリークラブの2022年度のクラブチャンピオンの田中のどかさん。
クラブハウスの控え室で対面してびっくり! てっきり男性のおじ様を想像していたみやびさん。勝手に「クラチャンって怖そう」と思っていただけに一気に気持ちが楽になった様子。
田中さんは大宮国際カントリークラブの54代クラブチャンピオンでクラブ史上初めての女性チャンピオンです。ゴルフ歴は20年以上でクラブチャンピオンになった時は25歳でした。
そもそもクラブチャンピオンになるってどれだけ大変なことなのでしょうか?
クラブチャンピオンは1年に1回行われるクラブを代表する競技会で、メンバーなら誰もが憧れるタイトルです。クラブによって競技の方法は多少異なりますが、大宮国際カントリークラブでは、まずはストロークプレーで予選が行われ、そこで16人が選出。そこからはマッチプレー方式で4回戦い、勝ち抜きで頂点を目指します。仕事をしながら、練習もして頂点を勝ち取るのはかなりの努力と労力が必要になるのです。
「ゴルフって昨日できたことが今日できなくなるのが不思議」

大宮国際CCの22年クラブチャンピオン
まずは田中さんからみやびさんをリサーチ。みやびさんがゴルフ以外にどういうスポーツをやっていたのかに興味を持ちました。
みやびさんは5歳から20歳までダンスに打ち込み、その間、中学の頃は陸上などの経験もあり、自称運動神経はいいとのこと(笑)。ただ、ゴルフをやるようになって感じたことは、昨日できたことが一瞬で次の日にはできなくなること。ダンスではそんなことは絶対になかったことに驚いたとみやびさん。ただ、球技は正直得意ではなかったようでゴルフに対しても「こんなちっちゃい球を打てるのか」って思っていたそうです。
