女子ゴルフの米ツアーの第28戦「BMWレディス選手権」が10月16日から韓国・パインビーチゴルフリンクス(6785ヤード、パー72)で開催中。2日目を終えて11位に馬場咲希選手に注目しました。
画像: 11位で決勝ラウンドに進んだ馬場咲希(24年撮影)

11位で決勝ラウンドに進んだ馬場咲希(24年撮影)

韓国のパインビーチゴルフリンクスで開催されている「BMWレディス選手権」は、2日目のプレーを終えて竹田麗央選手が13アンダーで首位と3打差の3位タイと絶好の位置。さらに畑岡奈紗選手が12アンダーの単独5位、山下美夢有選手が11アンダーの6位タイと上位で週末を迎えています。

そして、この試合で注目したいのが馬場咲希選手です。9アンダー11位タイで2日間のプレーを終えているのですが、実は馬場選手の今季の成績を紐解くいてみると、実は“スロースターター”というデータがあるのです。

米女子ツアーには「ラウンド別の平均スコア」というデータがありますが、馬場選手のファーストラウンドの平均スコアは72.00。初日はほぼパープレーでラウンドしていることになり、それは全体の97位に位置しています。そして第2ラウンドは72.56と平均スコアがオーバーパーとなり、全体の121位となっています。つまり、予選ラウンドのスコアは数字上はあまり良いとは言えないのです。

しかし、決勝ラウンドに入ると別人のようにスコアが良くなります。まず第3ラウンドの平均スコアは71.11と一気に良化(順位は57位)し、圧巻なのは第4ラウンド。平均スコア69.50と平均60台を記録し、全体の7位にランクインしているのです。最終日のスコアだけを見れば、ツアートップクラスのパフォーマンスを発揮している、それが今季の馬場咲希選手です。

たしかに今シーズンの彼女の戦いぶりは最終日にスコアを伸ばして一気にリーダーボードを駆け上がってくる印象がありますが、数字にもそれは表れています。だからこそ、上位で決勝ラウンドを迎える今週末は、大いに楽しみになってきます。

勝負にたらればは禁物ですが、このまま3日目もスコアを伸ばしたら、得意の最終日はさらに伸ばしてーーエリートフィールドとなっているアジアシリーズでも勝ち切れるだけ爆発力とポテンシャルを馬場選手は秘めています。

竹田麗央選手、岩井ツインズ、そして山下美夢有選手。日本人ルーキーが4勝を挙げている今季の米女子ツアーにあって、5人目のルーキー優勝を馬場選手が果たす、週末はそんな姿を楽しみにしてみてはいかでしょうか?

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