タイガー、松山英樹が長く愛用し、世界中のゴルファーから憧れられるパターブランドの魅力を追いかけるシリーズ。第93回は金のボディに赤いアクセントが特徴的な『009M GSS』について。
キャメロンが気まぐれに押す「U.S.A」スタンプ

009M GSS:金のボディに赤のアクセントが映えるセンターシャフト仕様の009マスタフル。ちなみに、ヘッドカバーとグリップにも赤が使用され、その美しさをバックアップしている。
ストレートシャフト仕様のネックが溶接で取り付けられた、GSS(ジャーマンステンレススチール)の009マスタフルである。
ソールに配されたタングステンウェイトは初期のもので、現在のウェイトに比べるとデザイン性には欠けるものの、無骨な雰囲気を醸し出していて、なかなかにいい。

ソールウェイトは初期のタイプ
注目は、バックフェースに刻印された「U.S.A」のスタンプだろう。一見すると国名が刻まれているだけなのだが、このスタンプが押されたパターは非常に少ない。キャメロン氏がスペシャルパターにのみ気まぐれに押す。そんなスタンプのうちのひとつなのである。
ちなみに、この金色に輝くクロマチックブロンズ仕上げも、スペシャルパターにのみ施されるフィニッシュである。赤チェリーボンブ&スタンプとの組み合わせはとても美しく、オーナーお気に入りのカラーリングだそうだ。
オーナーは、このパターをゲーマー(ゲームで使用するパター)として使っているというが、きっとそのフィーリングもスペシャルに違いない。
PHOTO/Takanori Miki
THANKS/スコッティキャメロン ゴルフギャラリージャパン
週刊ゴルフダイジェスト11月4日号「キャメロンマニア宣言」より



