女子ゴルフの今季国内ツアー第32戦「樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント」初日が31日、埼玉県・武蔵丘GC(6690ヤード、パー72)で行われ、21歳の都玲華が1イーグル、6バーディ、1ダブルボギーの6アンダー66で回り、荒木優奈と並んで首位に立った。初日首位発進は今季初めてで、人気ルーキーが悲願の初優勝へ向けてこれ以上ないスタートを切った。阿部未悠、佐藤心結、渡邉彩香、桑木志帆が1打差の3位に並んだ。
画像: 初日6アンダーでトップタイスタートの都麗華。前夜祭ではドレスアップ姿を披露した(撮影/岡沢裕行)

初日6アンダーでトップタイスタートの都麗華。前夜祭ではドレスアップ姿を披露した(撮影/岡沢裕行)

都が満足そうな笑みを浮かべた、

「今日はイーグルから始まって、なんか、何ですかね、全体的に長いパットも入ったりして、結構ラッキーな感じもあったんですけど、それを除いてもショット、パットとも安定していました。いいゴルフだったと思います」

この日はスタートからエンジン全開だった。1番パー5でいきなりイーグルを奪って流れを引き寄せた。前半は4番パー3、6番パー4をバーディとし、4アンダー32で折り返すと、後半スタートの10番パー4でバーディとするも11番パー4で3オン3パットのダブルボギーを叩く。それでも13番パー4、15番パー3、17番パー4でしっかりとスコアを伸ばし、荒木と並んでリーダーボードのてっぺんに駆け上がった。

「イーグルは(3打目が)入った瞬間は見えていなくて、時差で喜んでいました。イーグルは今年2回目かな。明安(明治安田レディス)でセカンド入って以来だし、やっぱりうれしいですね」

11番のダブルボギーは第1打をラフに入れ、第2打は出すだけ。第3打を1ピンに乗せ、そこから3パットしたものだが、気持ちを切らさなかった。

「イーグルを取ったのもあったけど、全体的に悪くはないから、その後も短いホールだったりするから大丈夫かなと思いながらやっていました。あとはキャディさんと性格の相性がいいのか、すごくいい言葉とかプレーしやすいようにしてくれたので、そのおかげもあるかと思いますね」

初優勝へ最高の滑り出しとなったが、現時点ではシード獲得が至上命題。前週までのメルセデス・ランキングは48位で50位までに与えられるシードの当落線上にいる。

「シードは気になります。気にしていかないといけないところだと思うし、できれば(最終戦のツアー選手権)リコー(カップ)とかも出たいし。40位以内なら来年の(新設される開幕2戦目の)台湾の試合(台湾ホンハイレディースゴルフトーナメント)も出られるみたいだから、そういうのも視野に入れていきたいですね」

この日の好プレーについて都らしい本音も飛び出した。

「これ帰り交通事故に遭わないか心配。はっきり言うと今日は強がった感じではやっていたけど、怖い怖いって思いながら回っていたんで。(この日の)1位は忘れたいけど、忘れない。たぶんずっと見つめていると思う。ちょっと満足しつつ、でも、これで終わりじゃないので、あと2日ありますし、だからしっかり切り替えて頑張りたいですね」

シード獲得、そして目標とする初優勝へ向け、滑り出しは順調だ。

人気ルーキーの吉田鈴も好スタート

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