みんなのゴルフダイジェストのYouTube「みんゴルガチギアトラック」は、プロゴルファーの癸生川喜弘と小島慶太による、“ガチ”がコンセプトのシリーズ試打企画。今回は待望のゼクシオドライバーの最新モデルとなる『ゼクシオ14』のレギュラーモデルの試打をおこなった。予想を上回る結果に、注目だ!

「ゼクシオ14」の試打動画をチェック!

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画像: ダンロップ『ゼクシオ14』、シャフトは『ゼクシオ MP1400』

ダンロップ『ゼクシオ14』、シャフトは『ゼクシオ MP1400』

ダンロップのドライバーは2年サイクルで新モデルが投入され、今年は「ゼクシオ」の年。みんなのゴルフダイジェストではゼクシオの14代目となる「ゼクシオ14」を発売に先駆けてガチで試打を行い、今回は特に、そのミスヒットの強さについて検証を行った。ゼクシオのファンはとにかく「飛び」に期待感を膨らませているだろうが、果たして14代目は「ミスっても飛ぶ」のか、乞うご期待。

小島: 「ゼクシオ14」、その名の通りゼクシオ14代目のドライバーになります。2年に一度のゼクシオの新モデルです。

癸生川: みんなが待っているヤツだね。

小島: 試打で使うレギュラーモデルのシャフトは純正の「MP1400」で41グラムのSシャフトです。軽いです。ロフトは10.5度。(ラインナップは9.5度、10.5度、11.5度)。今回の14代目は、メーカーの人に聞いたところ、「一撃の飛び」というのがメッセージだということなんだけど、もちろん安定性も高めた仕上がりになっているのは、新たに「VR-チタン」という素材を採用したフェース面にあるということなんです。まず、見た目はどうですか。

癸生川: ソールにゼクシオの文字が無いよね。あとダンロップのシャフトって、シャフトのしなり方で数字があるじゃない。今回は『4322』。4、3、2、2だから先がしなるということかな?

小島: 先中調子って書いてありますね。長さ46インチでバランスD3です。

癸生川: ヘッドの形状はつかまりそうな見え方だよね。ちょっとこういう(フェース面が被って見える)感じでね。

小島: シャロ―っていうか薄めのヘッドですよね。 その辺の基本コンセプトは(14代目も)変えないんでしょうね。

先に行った最適クラブスピード帯の割り出しで、この「ゼクシオ14」はHS42m/s前後で打つと高いパフォーマンスが引き出せるとの試打結果が出たので、トウとヒールのオフセンターヒットの検証もクラブスピードは42m/sで行うことにした。

■ HS42m/s前後で試打を開始!

画像: センターヒット時のトラックマン4のデータ

センターヒット時のトラックマン4のデータ

【トラックマン4のデータ】
クラブスピード●41.6m/s
ボール初速●61.8m/s
打ち出し角●14.9度
スピン量●2662rpm
降下角●33.7度
キャリー●231.2Y
飛距離●260.5Y
打ち出し方向●1.1度右
スピンアクシス●2.7度左
SIDE●1.9Y左

【GCクワッドのデータ】
Hインパクト●6ミリヒール
Vインパクト●2ミリ下

癸生川: あまり球は上がらないね、スピン量は少ないと思う 。

小島: そして、球がつかまるね。

癸生川: うん。だから右に行っちゃう人と、球が上がり過ぎちゃう人にはいいんだろうなと思うね。

小島: そうですね。僕もゼクシオでこのデータというのはちょっと意外な印象が強くて。打ち出しの高さは14.9度なんだけど、スピン量が抑えられている。だから高打ち出し、低スピンの飛ぶ条件としては良いのかなと思います。1.1度右に飛び出して、2.7度左に傾き、1.9Y左に着弾したきれいなドローボールですね。仰る通り、右が嫌で、球が上がり過ぎるのが嫌で、強い球で飛ばしたいという人には最適のクラブだと思います。

■ HS42m/s前後でトウヒット

画像: トウヒット時のトラックマン4のデータ

トウヒット時のトラックマン4のデータ

【トラックマン4のデータ】
クラブスピード●42.0m/s
ボール初速●61.8m/s
打ち出し角●14.5度
スピン量●2758rpm
降下角●34.1度
キャリー●223.9Y
飛距離●252.1Y
打ち出し方向●4.7度右
スピンアクシス●13.1度左
SIDE●9.1Y左

【GCクワッドのデータ】
Hインパクト●19ミリトウ
Vインパクト●5ミリ下

癸生川: さすがにシャフトが動いたね。

小島: 先っぽに当たったなりに右に出て、そこからギュインと左に来る感じ?

癸生川: そうだね。だから右に行く心配は無さそうだな。

小島: 確かに。今のは19ミリトウのミスヒットなんだけど、それで右に行かないというのはスライサーには良いと思いますね。

■ HS42m/s前後でヒールヒット

画像: ヒールヒット時のトラックマン4のデータ

ヒールヒット時のトラックマン4のデータ

【トラックマン4のデータ】
クラブスピード●41.2m/s
ボール初速●61.2m/s
打ち出し角●11.2度
スピン量●2759rpm
降下角●29.7度
キャリー●208.9Y
飛距離●241.6Y
打ち出し方向●1.6度左
スピンアクシス●4.4度左
SIDE●10.2Y左

【GCクワッドのデータ】
Hインパクト●19ミリヒール
Vインパクト●9ミリ下

癸生川: 普通、ヒールに当たったらスライスになるっていう感覚があるんだけど、このクラブは球が逃げない。本当にスライサーに合うクラブね。

小島: 確かに。今までこの『ガチギア』でクラブを打ってきましたけど、こんなに右に行かないクラブってあったかな?

癸生川: 無かったね。

小島: 19ミリヒールなのに、球が全然つかまってますよね。バルジで左にも出ないしギア効果で右にも逃げないし、ヒールに当たっても球筋として右に逃げない。

癸生川: そうだね。

【小島プロの分析】

画像: センターヒット(上段)、トウヒット(中段)、ヒールヒット(下段)をまとめた表

センターヒット(上段)、トウヒット(中段)、ヒールヒット(下段)をまとめた表

▼ボールスピード
クラブスピードはセンターが41.6m/s、トウが42.0m/s、ヒールが41.2m/sでバラつきがありますが、ボールスピードはトウヒットもヒールヒットも、ほとんど落ちていないですね。つまり芯を外してもボールスピードがほとんど落ちないと言っていいでしょう。

▼スピン量
トウもヒールも19ミリもズレているのに、スピン量はセンターで2662rpm、トウで2758rpm、ヒールで2759rpmとこれだけのミスをしても一緒と言っていい結果です。

▼飛距離
芯を19ミリ外すというのは相当なミスヒットです。でも左右の方向のズレは10ヤードもありません。縦の距離も風の状況コンディションの状況も考慮に入れるとヒールで12~13ヤードしか落ちていない。トウの場合はランコンディションを入れたら4ヤードくらいしか落ちていない。試打の結果でいうと、いわゆる飛びの3条件の「速いボールスピード」、「高めの打ち出し角」「抑えられたスピン量」が、芯を外してもある程度の好条件で飛ぶということは証明できたんじゃないのかなと思います。

結論

画像: 「ゼクシオ14」はつかまりと寛容性を高め、曲がり幅も進化したドライバー

「ゼクシオ14」はつかまりと寛容性を高め、曲がり幅も進化したドライバー

今回試打をした『ゼクシオ14』のクラブ特性や、お勧めするプレーヤーに関して二人の結論は?

癸生川: スライスをさせたくないという人には本当にベストマッチのクラブ。あととにかく芯が広いクラブですね。

小島: とにかく球がつかまって芯を外した時もしっかりとしたパフォーマンスが発揮できる。特に右方向のミスが嫌だという人とかにぜひ試してもらいたいと思います。

ファン待望のゼクシオの14代目は、“一撃の飛び”はもちろんのこと、ミスした時の曲がりも飛びも進化したパフォーマンスを発揮するドライバーだということが今回の『ガチギアトラック』で証明された。

みんなのゴルフダイジェストYouTube「みんゴル試打班ガチギアトラック」では『ゼクシオ14』の最適クラブスード帯検出など、さらに細かな考察を行っているので、より詳しく知りたいという人は、そちらもぜひご視聴を。

THANKS/富士市原ゴルフクラブ【アコーディア・ゴルフ】

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