
芸能事務所の「人力舎」出身の清水友莉耶。バイザーには事務所のロゴがある
最終ホールの"ダンクイーグル"で合格圏へ肉薄

カップにボールが入っていることに気づいて、驚きの表情を見せる清水友莉耶
元芸能マネジャーがゴルフ場を舞台に"奇跡"を演出した。
最終ホールの9番パー4で2打目が直接カップイン。カップを破壊し、競技委員が修復するほどのいわゆる”ダンクイーグル”を奪った。
「大成功でしたね。ピンも見えないぐらいの場所だったんで、方向だけ良くて、どこだろうと探してもボールは見つからなかったんです。まさかと思ってカップを見たら入ってました!」
グリーン後方には9番でホールアウトする選手たちを撮影するテレビカメラマンが3台ほど構えていたが誰も気づかない。選手自ら起こした奇跡の”ドッキリ映像”を演出してみせた。
清水はジュニアゴルファー出身で大学卒業後、芸能事務所の「人力舎」に就職。おぎやはぎやドランクドラゴン、遼河はるひを担当。社会人となってからはゴルフ大好き芸人の矢作兼とラウンドすることはあったが、年に2~3ラウンド程度で、ゴルフをすることはほとんどなかった。
「大学時代に一度ブリヂストンレディスに出たり、プロテストを受けたんですけど、プロを目指すか目指さないかみたいなところで諦めちゃったんです」
ただ、プロゴルファーの夢を諦めきれず、プロを目指して退社を決意。社会人となって4年後の昨年2月から1年8カ月と短い期間で猛練習し、プロテスト1次、2次を突破して、最終プロテストに挑んでいる。
「(2日間は)距離感が合わなかったところもあるんですけど、今日はしっかりあったかなって。明日はしっかり(スコアを)伸ばせればなと思います」
2日目を終えた時点で5オーバーの68位だったが、ゴルフのマネジメントが良くなり1オーバー30位タイに浮上。28歳の元芸能マネジャーが合格圏内の20位タイまで3打差で明日の最終ラウンドに向かう。
