日本女子プロゴルフ協会の最終プロテスト最終日が7日、岡山県のJFE瀬戸内海GC(6464Y・P72)で行われ、イーブンパー15位タイまで22人が合格。高校3年生の伊藤愛華(あいか)、田村萌来美(もなみ)、吉﨑眞夏(マーナ)の3人の女子高生プロが誕生した。

左からトップ合格の伊藤愛華、5位タイの田村萌来美、9位タイの吉﨑眞夏(撮影/有原裕晶)
埼玉栄高の伊藤は最終日67で回り15アンダーでホールアウト。68で回ったジ・ユアイも15アンダーで同スコアだったが、最終日のスコアの差でトップ合格者となった。第1位合格者はただひとりファイナルQTの出場資格を獲得できる。
「(最終日は)調子が良かったので途中からトップを狙おうと思ったのでトップになれた良かったです」と笑顔。今後は「レギュラーツアーで戦える選手」「賞金女王」を目標に掲げている。
ルネサンス高の田村は72、69、72、69の6アンダーで5位通過。4日間安定したプレーぶりだったが、「しんどかったです」と最終日前夜は「頭ぱんぱんで泣いちゃった」と余裕がなかったことを明かした。「レギュラーツアーで1勝」と「30勝」を目指す。
沖縄カトリック高の吉﨑は、初日74と出遅れたが72、72、68とスコアを伸ばし、3アンダー9位タイ。憧れの宮里藍や山下美夢有のように「世界で勝てるプロゴルファーになりたい」と得意のショートゲームで、上を目指していく。
夢見る少女たちの活躍が楽しみだ。

