
「ACNチャンピオンシップ」で今季初優勝を飾った杉浦悠太(撮影/姉崎正)
雨で54Hに短縮競技

ウォーターシャワーの祝福を浴びる(撮影/姉崎正)
杉浦が最終ラウンドを戦わずして今季初優勝をつかんだ。中止が決まった午前9時過ぎ、クラブハウス付近でツアー仲間から祝福のウォーターシャワーを浴びた。
「4日間やって優勝というのが一番気持ちいいと思うんですけど、優勝には変わりがないと思います。まずは今年1勝と思っていてここまで優勝できなかったので、かなり終盤になりましたけど、優勝できてうれしいです。ウォーターシャワーは寒かったですけど、優勝しないとやってもらえないので、うれしいですね」
今週は初日こそ4アンダー8位の滑り出しだったが、2日目に65を出して単独首位に浮上。3日目も68で回り、通算13アンダーで単独首位をキープしたまま最終日を迎えていた。
「(今週)一番よかったのはパッティングですね。だからこそ無理にピンを攻めずに安全なゴルフができました」
パッティングがよくなった要因としてはパターに錘をつけたことを挙げた。
「パターの錘を少し変えた。元々貼ってあったんですけど、もう一回しっかりつけたらよかったです」
今後は次戦の三井住友VISA太平洋マスターズ出場は決まっているが、その後は10月に1次を突破した米ツアーQスクール2次の受験に照準を絞る。
「海外に挑戦したい気持ちは去年からありました。今年は賞金ランクが思うように伸びなかったので、確かフェニックスの週に5位以内に入れば2次から行けるけど、そこに入れなかったらまったく行けずに終わってしまうので、最初(1次)から行こうと思いました」

今大会史上最年少の15歳185日で予選を通過した中学3年生プロ加藤金次郎(撮影/姉崎正)
今大会史上最年少の15歳185日で予選を通過した中学3年生プロ加藤は初めての決勝ラウンド最終日はプレーできなかったが、24位で生涯初の賞金となる61万円余りを獲得した。これをステップに今後の飛躍を目指す。
