今季PGAツアーで3勝目を挙げたベン・グリフィン（PHOTO/Getty Images）
司会者：皆さん、こんばんは。ワールド・ワイド・テクノロジー（World Wide Technology）のアンバサダーであり、2025年チャンピオンのベン・グリフィン選手にお越しいただきました。
ベン、PGAツアー3勝目、しかもすべて今シーズン中の勝利、おめでとうございます。終盤の勝負どころではどのような気分でしたか？
ベン・グリフィン：ええ、終盤になるにつれて、だんだんと落ち着いてプレーできていると感じています。前回の優勝以来も何度か優勝争いに加わっていたので。今日のラウンドに入る時点では、自分のゲームに非常に自信がありました。
最終組の1つ前でプレーするのは、私にとって少し新しい状況でした。今シーズンはずっと最終組でプレーすることが多かったと感じています。優勝のチャンスがあった時は、ほとんど最終組でした。チャールズ・シュワブ、最終組。チューリッヒ、最終組。メモリアル、最終組。ナパ、最終組。今回は、最終組ではないけれど、本当に勝つチャンスがあるという初めての状況でした。だから、コースに出て良いスコアを出し、プレッシャーをかけられると分かっていました。
最後までアクセルを踏み続けたプレーを本当に誇りに思っています。特に中盤で多くのパットを沈めることができましたし、16番と18番のバーディで勝利を確定させました。全体として素晴らしい一日でしたし、今週ここでチャンピオンになれたことを大変嬉しく思っています。
Q：今おっしゃったように、最終組ではないのは今回が初めてでした。それが、あなたの今日の考え方に影響を与えましたか？ 目標を追いかける側として、何か変えたことはありますか？
ベン・グリフィン：ええ、少し助けになりました。最終組でプレーすると、他の選手のミスを待つ必要がでてきますし、彼らが少しスローダウンする傾向があります。でも、今日は前にいる選手を追いかける側だと分かっていました。誰かが20アンダーでホールアウトすると分かっていたので、とにかく自分のプレーに集中し、スコアを伸ばさなければならないという明確な目標がありました。
最終組でプレーしなくてよかったとまでは言いませんが、最終組の1つ前でプレーするのは楽しかったです。
Q：16番のバーディについて話していただけますか？ あれは決定的なパットでしたね。
ベン・グリフィン：16番は、グリーンを3番ウッドで狙いました。ピンは左の奥に切ってありました。私のボールはグリーンエッジに止まりましたが、完璧なアプローチでした。パットは少しフックするスネークラインでしたが、しっかりと打ち込むことができました。あのパットを決めた瞬間、「これで勝てるだろう」という気持ちになりました。
Q：昨日のラウンド後、キャディと話して何に集中しようと決めましたか？ 今日のプランは何でしたか？
ベン・グリフィン：ええ、今日はドライバーをフェアウェイに打つこと、そしてパットを打つ前にラインを確信することに集中しました。私たちは多くの良いスコアを出すためにここに来ているので、ラインを確実に読み、自信を持って打つ必要がありました。
Q：今週、あなたのプレーで最も向上したと感じた点はどこですか？
ベン・グリフィン：今週、パッティングは間違いなく最高の状態でした。そして、アプローチショットの正確性もとても良かったと思います。グリーン上でそれだけの自信があれば、パットを決めるチャンスは増えます。ティー・トゥ・グリーンでの素晴らしい週でしたし、パッティングがそのすべてを締めくくってくれました。
Q：今週、「これは自分の番だ」、「今日は自分の日だ」と感じた瞬間はありましたか？
ベン・グリフィン：おそらく12番ですね。キャディに「このホールを獲るぞ」と伝えました。彼は笑っていましたが、私は「マジだ」と言いました。そして、最高のドライブを打ち、アプローチはピンそば3フィートに寄せました。あれは間違いなく勢いを掴んだ瞬間でした。
そして16番のパットを沈めた時、「もう大丈夫だ」と感じました。17番は少し厄介なホールで、バーディを獲るのは難しいので、パーで乗り切って、18番で安全にプレーするつもりでした。
「今週は“自分の週だ”」とベン自身が確信した12番のバーディパット【PGAツアー公式X】
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x.comQ：今シーズン3勝目です。この勝利は、この勢いを来シーズンへ持ち込むうえで、どれほど重要ですか？
ベン・グリフィン：ええ、非常に重要です。私はいつも、特に良いゴルフをしている時は、できるだけ多くプレーしたいと思っています。このオフシーズンは少し休む必要があります。結婚式がありますから。ですが、自信を持ってオフに入り、来年のシグネチャーイベント出場に向けて準備できるのは、とても良いことです。今、処理しなければならないことがたくさんありますが、この勝利は大きな意味を持っています。来年を楽しみにしています。
Q：2025年、あなたはPGAツアーで3勝目を挙げた最初の選手（編集部注：スコッティ・シェフラーが6勝を挙げているので質問者の勘違いと思われる）です。この偉業についてどう思いますか？ そして、ご自身の一貫性について、どう分析されますか？
ベン・グリフィン：ええ、それは驚きです。PGAツアーには多くの素晴らしい選手がいますからね。一貫性については、良い日も悪い日もありましたが、プロセスにこだわり続けたおかげだと思います。良いゴルフをすれば報われると知っています。悪いラウンドでも、自分を立て直す方法を学んだことが、この一貫性に繋がっていると感じています。
優勝後にデイナ夫人とセルフィーするベン・グリフィン【PGAツアー公式X】
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x.comQ：この勝利で、フェデックスカップランキングでさらに順位を上げましたね。このオフシーズン、結婚式の他に何か楽しみにしていることはありますか？
ベン・グリフィン：楽しみにしていることはたくさんあります。結婚式が最も重要です。休養を取り、結婚式の準備をし、デイナが望むすべての花を買うのに十分なお金を確保して、史上最も思い出に残る結婚式にするつもりです。
司会者：他にご質問はありますか？ 完璧ですね。最後の質問です。このトロフィーはどれくらい重いですか？ そして、3回優勝した今...（聞き取れず）
ベン・グリフィン：面白いことに、私は2大会で優勝しましたが、トロフィーをもらえませんでした。だから、これは実際に手にする最初のトロフィーになると思います。
ご存じないかもしれませんが、優勝してもトロフィー代を払わなければならないことがあるんです。チューリッヒ・クラシックではベルトのバックルを、チャールズ・シュワブでもベルトのバックルを、そしてチャールズ・シュワブでは車も勝ちましたが、それは配送中にトレーラー火災で燃えてしまいました。
正直、これまで賞には最悪の運しかありませんでした。だから、これが無事に自宅に届くことを本当に願っています。水曜日の後、すべての送金手続きは完了しました。ゴルフをプレーし、これだけの収入を得られることに心から感謝しています。これが、我が家に着く最初のトロフィーになるでしょう。（願掛けをして）
司会者：以上で質問を終了します。
ベン・グリフィン：こんな話になるとは思いませんでしたよね。
司会者：ベン、ありがとうございました。お時間をいただき、改めておめでとうございます。
ベン・グリフィン：ありがとうございます。
