トランプ大統領の孫娘、カイ・トランプと同組の渋野日向子（撮影/岡沢裕行）
なかでも注目されているのが、ポイントランク104位の渋野日向子。ポイントランク100位以内に入れば来季の出場権が得られ、得られなければ来季の出場権を賭けて争う過酷なクオリファイング・トーナメントに出場することとなります。
そんな渋野選手の初日の同伴競技者に注目が集まっています。その名はカイ・トランプ。ドナルド・トランプ米国大統領の孫娘にあたる人物です。
カイ・マディソン・トランプは2007年5月12日生まれの18歳。トランプ大統領にとっては初孫にあたり、24年の大統領選挙を支持する演説を行ったことで、全米で知られる存在となり、インスタグラムのフォロワーは250万人超を誇ります。
肝心のゴルフの腕前ですが、トランプ・インターナショナル・パームビーチで開催された2022年の「ウィメン・クラブ・チャンピオンシップ」と2024年「レディース・クラブ・チャンピオンシップ」で優勝し、競技ハンディキャップ0.5を記録したそう。
また、パーム・ビーチ・ポストの2025年3月22日の記事には権威あるジュニアトーナメント「セージバレー・ジュニア招待」に出場した際のスコアが記録されています。
そのスコアは4日間で89、79、83、89の52オーバー。24人の出場者中最下位の成績でした。
余談ですが、同じ試合にはタイガー・ウッズの息子であるチャーリー・ウッズも出場していて、36人中の25位タイの成績を残しています。タイガーは、カイ・トランプの母であるヴァネッサ・トランプと“交際宣言”をしていたりもします。おじいさんがトランプ大統領で、お母さんの恋人がタイガー・ウッズということですね。
AJGA（アメリカジュニアゴルフ協会）のランキングを見ると、カイ・トランプは現在461位にランクされています。というわけで、彼女は競技ゴルファーであるのは間違いなさそうである一方、世界最高峰の米女子ツアーで戦うレベルかといえば、正直それは今後の成長次第といったところでしょうか。実際、いくら主催者推薦とはいえど、トップジュニアと呼ぶのが難しいカイ・トランプをプロの試合に出すことに批判の声も挙がっているようです。
彼女のインスタグラムには今大会の練習ラウンドの様子がアップされており、パー3で超ロングパットを沈めてバーディを奪い、はにかんだ笑顔を見せる様子が見られ、2万以上の「いいね!」を集めています。“是非”はともあれ注目度は高く、本戦でさらなる注目を集めるのは間違いありません。
【動画】カイ・トランプのロングパットバーディ【カイ・トランプ公式インスタグラム】
そんなカイ・トランプと、来季出場権が確保できるかどうかの土俵際で同組になるのも、また渋野日向子選手の持って生まれた星なのでしょうか。注目度を力に変えて、まず予選通過、そしてひとつでも上の順位でフィニッシュし、来季出場権を確保してもらいたいですね。
カイ・トランプとは？
