女子ゴルフの今季国内ツアー第34戦「伊藤園レディス」最終日が16日、千葉県・グレートアイランドC(6769ヤード、パー72)で行われ、1打差2位から出た佐久間朱莉は3バーディ、3ボギーのイーブンパー72とスコアを伸ばせず、通算10アンダー8位にとどまった。今大会でのメルセデス・ランキング1位(年間女王)は決まらず、次週の大王製紙エリエールレディス以降に持ち越しになった。脇元華が通算17アンダーで初優勝を果たした。
画像: 後半3ボギーで失速し、年間女王が今週のエリエールに持ち越しになった佐久間朱莉(撮影/大澤進二)

後半3ボギーで失速し、年間女王が今週のエリエールに持ち越しになった佐久間朱莉(撮影/大澤進二)

無念の表情だった。佐久間は前半で首位に立ったが、後半の3ボギーで失速。手が届くところにあった初のメルセデス・ランキング1位を今週はつかみ損ねた。

「決められなかったという思いが一番にありました。朝からショットもパッティングもなかなかいいフィーリングでスタートできなかったので、その中でも前半は取れるところで取れたんですけど、後半はうまくまとめることができなかったなって思います」

今週は優勝なら無条件でメルセデス・ランキング1位が決定。単独5位以上なら神谷そら、河本結ら他の選手の成績次第で決まる可能性があったが、成し遂げることができなかった。

「最初は勝ちたいと思ってプレーしていて、後半からはひとつでも順位がいいように上がりたいと思っていたんですけど、今日のプレー内容は年間女王にふさわしくなかったので、逆に今日、年間女王が決まらなくてよかったんじゃないかというふうに思います」

今季は次戦の「大王製紙リエールレディス」と最終戦の「JLPGAツアー選手権リコーカップ」の2試合のみ。

「自分が今年1年やってきた象徴ができたらいいと思います。いいプレーで優勝できたらなおいいんですけど、この人が年間女王になってふさわしいと思ってもらえるようなプレーができたらいいと思います」

不退転の決意で女王の座を取りにいく。

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