2002年のデビュー以来、タングステンなどを組み合わせた複合素材のヘッド構造を採用してきた「トライ・ホット」。ヘッドのトウが上を向く「トウアップバランス」になる、いわゆる“ゼロトルク”パターの「スクエア2スクエア」シリーズとして登場!
画像1: ストロークが安定し転がりのいい順回転!‶オデッセイSquare 2 Square TRI-HOT″

試打&解説 勝又崇之プロ

専修大学卒業後の08年プロテストでトップ合格。ギアにも造詣が深く、自らの試打データを弾道計測器並みの正確さで予測できる。現在は「GOLF PLACE」でレッスンを行う

普通のセンターシャフトのような構えやすさ! 違和感なくストロークが安定

新しい「トライ・ホット」が、これまでの「スクエア2スクエア」と大きく違うのは、ヘッドに挿されたシャフトの位置。ヘッドの中央付近ではなく、通常のセンターシャフトに近い場所に挿さっているのだ。そのため従来の「スクエア2スクエア」ではシャフトが3.3度斜めに装着されていたが、今作では普通のパター同様、真っすぐに挿さっているので違和感なく構えられる。

「これはもはや普通のセンターシャフト。フェース面が大きく前方に張り出していないので、ハンドファーストに構える必要もありません。『スクエア2スクエア』で違和感を覚えた人も、これなら普通のパターと同じように構えられてストロークできます。ヘッド重量の大半がフェース側に集中しているので、前が重く感じるかと思ったのに、シャフトの位置のおかげでそこまで感じません。シャフトの延長線上に重さがある感じで、振り心地にも違和感がないんです。重めのシャフトと大きめのピストルグリップとの相性も良く、とてもバランスがいいです。これはストロークが安定します」(勝又プロ)

画像: ヘッド後方の赤い部分は軽量化のためにくぼみも入れられたアルミニウム、黒いボディはステンレススチール、そしてインサートを包み込むように大きなタングステンが配され、ヘッド重量の約80%がフェース側に集中している

ヘッド後方の赤い部分は軽量化のためにくぼみも入れられたアルミニウム、黒いボディはステンレススチール、そしてインサートを包み込むように大きなタングステンが配され、ヘッド重量の約80%がフェース側に集中している

浅重心重めシャフト大きめのグリップでストロークが安定する

画像: 浅重心+重めシャフト&大きめのグリップでストロークが安定する

トルクが少なく、パター全体の慣性モーメントも大きくなる120g台(クルーザーは140g台)のストロークラボシャフトと、やや大きめで66gの「ピストルPLUSグリップ」を採用

ホワイト・ホットのような打感、どこで打っても順回転!

画像: 【Ai-DUALインサート】フェース面は軟らかく、内側の硬い2層の樹脂の境目部分は、複雑に曲がりくねった形状。これにより、どこで打ってもボールスピードが大きくバラつかない「Ai-ONEインサート」の性能に加え、どこで打っても傾斜や芝目の影響を受けにくい順回転が安定してかかる。またインサートの溝のくぼみの形状が横から見ると直角三角形になっている、F.R.D(Forward Roll Design)グルーブも転がりをよくする

【Ai-DUALインサート】フェース面は軟らかく、内側の硬い2層の樹脂の境目部分は、複雑に曲がりくねった形状。これにより、どこで打ってもボールスピードが大きくバラつかない「Ai-ONEインサート」の性能に加え、どこで打っても傾斜や芝目の影響を受けにくい順回転が安定してかかる。またインサートの溝のくぼみの形状が横から見ると直角三角形になっている、F.R.D(Forward Roll Design)グルーブも転がりをよくする

「新しい『Ai ‒DUAL』インサートはオデッセイ得意のウレタン素材だけあって、打感は『ホワイト・ホット』に似ています。そしてラインに乗るのが早い。これは〝スキッド〞と呼ばれるインパクト直後にボールが跳ねたり滑ったりする時間が短く、すぐに順回転に入っているからだと思います。順回転をかけるには、ややアッパーに打ったりするのですが、このパターは普通に打っても順回転がすぐにかかる。順回転に入るまでに時間がかかると、その無回転の間に芝目の影響を受けたりエネルギーをロスしたり、ボールが安定せずヨレるんです。

このインサートがすごいのは、どこで打ってもほぼ同じ結果になること。わざとトウ寄りやヒール寄りで打ったのですが、芯で打ったのとほぼ同じ。『Ai‒ONE』でもそうでしたがボールスピードが落ちないんです。さらに、どこで打っても順回転がすぐかかる。センターシャフトのパターってトウやヒールのヒットに弱いのですが、この『トライ・ホット』はどこで打っても自分が狙った方向に転がります。入るかどうかは別ですが、少なくともカップに近づくので3パットは激減するでしょう。先ほど『普通のセンターシャフト』と言いましたが、むしろ普通ではなく『やさしいセンターシャフト』です。

画像: ホワイト・ホットのような打感、どこで打っても順回転!

ヘッドは3タイプありますが、これは今のオデッセイを代表する3種類でしょう。ここ数年、大人気の『ジェイルバード』はヘッドに施されたしましまでアライメントが取りやすいモデル。直線や曲線というよりも色のコントラストでスクエアに構えやすく、ラインに向けやすい。ツノ型の『#7』は形や大きさが時代やモデルによって微妙に異なりますが、不変の人気を誇るモデル。直線的なので真っすぐ引いて真っすぐ出したい人に向いています。ツノに施された2本の白いラインでアライメントが取りやすく、面と直線を意識しやすいので、ボールにコンタクトするイメージが出やすい。ロッシーは伝統的なマレット形状。白いラインで真っすぐ構えやすく、黒と赤の面でボールをとらえるイメージが湧きます。『ジェイルバード』には中尺の『クルーザー』もラインナップされています。グリップが長く、体との一体感が生まれるので手先を使わないでストロークでき、フォローが勝手に出てくれます。一番ストロークが安定するので真っすぐ引けない人におすすめです」(勝又プロ)

インパクト直後から順回転がかかり転がりが安定

画像2: ストロークが安定し転がりのいい順回転!‶オデッセイSquare 2 Square TRI-HOT″

ボールの転がりを可視化できる特殊なマット「ロールボード」の上で打つと、「TRI-HOT」は最初から順回転がかかっているため、線の幅が均一で真っすぐ転がっている(写真上)。普通のパター(写真下)では最初のうちは順回転がかからず、ボールが滑っているため球がヨレて、線の幅が均一でなくグニャグニャしている。

PHOTO/Hiroaki Arihara、Tomoya Nomura

オデッセイSquare 2 Square TRI-HOT詳細はこちらから

画像: キャロウェイゴルフ公式サイト www.callawaygolf.jp

キャロウェイゴルフ公式サイト

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