女子ゴルフの今季国内ツアー第35戦「大王製紙エリエールレディス」2日目が21日、愛媛県・エリエールGC松山(6595ヤード、パー71)で行われ、2025年シーズンの年間女王が決定した。メルセデス・ランキング2位の神谷そらが5オーバー66位で予選落ちしたため、今季4勝の佐久間朱莉をポイントで逆転する可能性がなくなったためだ。

大会から年間女王の花束贈呈の祝福を受けた佐久間朱莉(撮影/岡沢裕行)
年間女王に輝いた佐久間は、ホールアウト後、花束贈呈の祝福を受けた。
「まだ実感がわかないんですけど、まさか年間女王が取れるところまで来るとは思いませんでした。残りシーズンも全力で頑張りたいです」
2025年は21年にプロデビューしてから、5年目のシーズン。24年は3度の2位など優勝争いを何度も経験しながら、頂点に手が届かなかった。しかし今年の4月「KKT杯バンテリンレディス」で初優勝を果たすと5月の「ブリヂストンレディス」、6月の「アース・モンダミンカップ」、10月の「マスターズGCレディース」を勝ち、メルセデス・ランキングで2位の神谷そらとポイント差を大きく広げていた。
「今年こそは勝てたらいいなあと思ってシーズンに入ったんですが、気持ちを奮い立たせて、たくさん練習してよかったと思います。優勝できたからこそこの結果。初優勝が大きかったと思います」
なお、本大会の2日目は、6バーディ2ボギーの68で回り10アンダーで単独首位に立った。
「この2日間いいプレーができているので、残り2日間もいいプレーできたらいいです」
今大会で5勝目を挙げて、年間女王に華を添える。
