PGAツアーはRSMクラシックを終えレギュラーシーズン、プレーオフ、フェデックスカップフォール、すべての日程を終え25年シーズンが閉幕した。注目の日本勢は最終戦に出場した4人全員が予選落ちしたが、久常涼と金谷拓実がトップ100の難関をクリア、来季のフル参戦権を獲得した。金谷はポイントランク99位と薄氷のシード入り。強豪揃いのツアーでルーキーイヤーを戦い抜き「1年を通してよく頑張ったと思います」と達成感を滲ませた。
画像: RSMクラシック2日目の金谷拓実。良いところなく渋い表情が多かったが、大会前と同じ99位でPGAツアーのシード権を獲得した(PHOTO/GettyImages)

RSMクラシック2日目の金谷拓実。良いところなく渋い表情が多かったが、大会前と同じ99位でPGAツアーのシード権を獲得した(PHOTO/GettyImages)

最終戦の前週におこなわれたバターフィールド・バミューダ選手権で3位タイに入りシード圏内の99位に飛び込んだ金谷。

しかしRSMクラシックでは良いところなく119位タイで予選落ち。決勝ラウンドに進んでさえいればほぼ安泰だったが、その時点でプロジェクト(予想順位)は100位とギリギリ。

週末100位以下の選手が好スコアをマークすれば金谷が圏外に弾き出される可能性があった。しかし最終日を終え前週と変わらず99位で念願のシードを獲得した。

予選落ちに終わった直後ゴルフネットワークのインタビューでは「今日は良いプレーができず2日間残念なプレーでしたが1年を通してよく頑張ったと思います」。

「1年を通して自分のプレーに誇りを持っています。PGAツアーはすごくいい場所。ルーキーシーズンの今年はどの試合も楽しかったです。来シーズンもチャンスがあれば良いプレーができるようがんばります」と語っていた。

その時点でシードは確定していなかったが、たとえ圏外に終わったとしても納得のゴルフができたという自信に満ちていた。

レギュラーシーズン終了時点では134位と準シード(125位以内)も危うい位置だっただけにフォールで35ランク上げ手応えを掴んだのだろう。

昨シーズンまではポイントランク125位以内がフルシードだったが今年はその枠が100に絞られた。

久常は昨年とまったく同じ84位でレギュラーシーズンを終えフォールシリーズで95位(昨年は93位)と順位を落としたが2年連続シード獲りに成功。来季ツアー3年目に念願の初優勝を目指す。

最終戦を終え、ポイントランク51位から60位の選手に来季の序盤の2つのシグネチャーイベント(AT&Tペブルビーチプロアマとジェネシス招待)の出場権が付与されるが、話題の飛ばし屋アルドリック・ポトギーター(56位)やミンウー・リー(59位)らがその権利を得た。なお、プレーオフシリーズを54位で終戦し、フォールシリーズに一度も出場しなかったジョーダン・スピースは61位に転落した。

ポイントランク105位に終わったのがツアー6勝のマックス・ホーマ。ツアー3勝のトム・キムは108位、アダム・スコットも112位と圏外(とはいえ、準シードは獲得)に終わった。

トップ100の壁は厚い。

RSMクラシックの最終日ハイライトをチェック【PGAツアー公式YouTube】

画像1: - YouTube youtu.be

- YouTube

youtu.be

This article is a sponsored article by
''.