
スキンズゲームに参戦する4名。左からトミー・フリートウッド、キーガン・ブラッドリー、シェーン・ローリー、ザンダー・シャウフェレ(撮影/岩本芳弘)
古参のファンにとっては懐かい、新規ファンにとっては目新しい「スキンズゲーム」。17年前まではその年に活躍したビッグネームが出場する華やかなイベントだった。
第一回大会にはジャック・ニクラス、アーノルド・パーマー、ゲーリー・プレーヤー、トム・ワトソンの豪華メンバーが一堂に会し、タイガーがゴルフシーンに登場してからはカプルスやペイン・スチュワートらが参加。
大会5回の優勝を誇るカプルスは“ミスター・スキンズ“の異名を取った。ちなみにタイガーの優勝は1度だけ。
現代風のアレンジが加えられているが競技方式は変わらず各ホールに賭けられた賞金を4人が奪い合うというもの。2人以上のプレーヤーが同点の場合は賞金が繰り越される。
しかし新たに「リバース・パース」が導入され各選手が100万ドル(約1億5千万円!)の賞金を持ってスタートしそれをいかに減らさず、どれだけ増やせるかが勝負になる。
記者会見ではすでに4選手が舌戦を繰り広げ「キーガン(ブラッドリー)はすでに僕とトミー(フリートウッド)にライダーカップの話をしないように賄賂を渡してきました(笑)」とローリー。
ライダーカップの敗戦の将ブラッドリーはローリーとフリートウッドに対し「イカれたあの2人に仕返しするチャンスだ」と息巻いて笑いを誘った。
当初キャスティングされたのは舞台のパンサーナショナルGCをニクラスと共同設計したジャスティン・トーマス。しかし椎間板のマイクロ切除を行ったばかりで欠場となりローリーが代役に抜擢された。
それを悲しんだのがシャウフェレ。
「JT(トーマス)に関しては不利な材料が山ほどあるから、悪口をいって自滅させようと思ったのに残念(苦笑)」
ところで今回まったく新しいテーマソングとオープニングタイトルが制作され話題になっている。
Netflixのゴルフドキュメンタリー『Full Swing』の音楽を担当したジェフ・バーガーが作曲したテーマミュージックに合わせたオープニング映像は映画『007』シリーズを彷彿させるカジノ風アレンジ。過去の名シーンも盛り込まれなんともオシャレだ。一見の価値あり。
【動画】スキンズゲームのオープニング映像をチェック
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