リバースピボットに注意しよう！
正しいトップと比較してバックスウィングで、上体が反り返った動きのエラーをリバースピボットと言います。今回はそんなリバースピボットの改善方法についてゴルフイラストレッスンで解説していきましょう！
バックスウィングで上体が反り返ってしまうリバースピボットの改善法は？
リバースピボットがエラーの形と評されているのは、動作に問題が起こってしまうからです。
イラストAのようにバックスウィングで体重が左に残り、ダウンスウィングからインパクトに向かって逆に右に残ってしまうので、スウィング中に行われる力の動きが逆転してしまいます。再現性とパワーロスの原因になってしまうので注意が必要です。
イラストA：リバースピボットが起こるとバックスウィングからトップで体重が左に残った状態になる。するとダウンスウィングからインパクトでは体重が右に残ってしまい、パワーロスや再現性の低下につながる
リバースピボット矯正ドリル
リバースピボットに心当たりのある方は、クラブを胸の前にあてがいアドレスの姿勢で構えましょう（イラストB）。
イラストB：アドレス時の前傾姿勢を作り、クラブを胸の前にあてがう。その状態でグリップエンドがボールを向くように体を回してみよう
正しい軸回転では、前傾姿勢なりに上体を回すと体重は右足に乗り、グリップエンドはボールの方向を指すように回転します。この捻転のポジションでクラブを握り直すことができれば、右股関節の上に左わきが来る理想のトップを体験することができます。
しかし、リバースピボットの人は背骨が反っているので上体が回らず、結果的に腕でクラブを持ち上げてしまい、体重も左に残ってしまうので注意しましょう。
背骨の反り返りは体幹に課題あり！
そんなリバースピボットの方は、背骨の反り返りが原因です。リバースピボットは特に筋力がまだ弱くクラブに振られてしまうようなジュニアゴルファーによく見られます。
バックスウィングでお腹周りの筋肉が緩んでしまうと、お腹周りが伸びて上体が反り返ってしまいます。
リバースピボットの方は上体が反り返ってしまった分、（回転不足を補うため）手は大きく上がってオーバースウィングになりやすく、逆にフォローからフィニッシュにかけてはスウィングが小さくなってしまいます。
そんな方はアドレスの時から少し腹筋に力を入れてスウィングしましょう。
スウィング中は、お腹周りが伸びない程度に腹筋に力を入れた状態を保てれば、バックスウィングでクラブはコンパクトに上がり、フォローにかけて遠心力によって大きく振り抜かれます。
上体が反り返らないようにするためには、お腹が伸びない程度に腹筋に力を入れた状態でスウィングしよう
お腹に力を入れて軸回転できれば、スウィング中のエネルギーの流れが正しくなり、再現性の高さと力強いショットの動きを習得することができます。またリバースピボットは、腰への負担がとても大きいので、正しい動作を習得することができれば腰痛改善にもつながります！ 是非参考にしてみて下さい！
バックナンバーはこちらから
