25歳以上のアマチュア日本一を決める、第29回日本ミッドアマチュアゴルフ選手権が行われ、山下大介さん(35歳・長崎CC)が初優勝を決めた。
画像: 日本ミッドアマチュアゴルフ選手権で初優勝の山下大介さん(撮影/岡沢裕行)

日本ミッドアマチュアゴルフ選手権で初優勝の山下大介さん(撮影/岡沢裕行)

今年は、愛媛県新居浜市の滝の宮CC別子・赤石コース(6681ヤード・パー72)が舞台。山下さんは初日に66を叩き出して2位に3打差をつけて首位に。さらに後続に5ストロークのリードをつけて最終ラウンドを迎えると「アマチュアなので、何が起こるか分からない。5打差なんてあってないようなものだと思ってやっていました」と、序盤から安定したプレーを展開した。

前半でスコアを1つ伸ばし、後半も3バーディ1ボギーと後続を突き放して、終わってみれば3日間首位を譲らず、通算10アンダーで2位に8打差をつけて完全優勝を飾った。今大会の山下さんのプレーを支えたのはパッティングだった。

「タッチがさえていました。ピンチらしいピンチがほぼありませんでした。最後(18番)のバーディパット以外は結構リラックスできていました」と試合後にコメント。さらに今年のコースが自身に合っていたという。

「コースの距離がちょうど良かったです。僕より飛ぶ人はティーショットで刻まないといけないのですが、僕はほとんどのティーショットがドライバー。刻んだのは7番のパー4だけ。だからロケーションも回りやすかった」とコースセッティングも勝利を後押しした。

山下さんは大学時代の九州学生ゴルフ選手権以来となる大きな大会での優勝。社会人になると仕事に追われて競技から離れたという。2022年に復帰し、今年行われた九州ミッドアマチュアゴルフ選手権で7位タイと健闘。昨年に続く3度目の日本選手権出場を勝ち取った。

「誰も僕が勝つなんて想像していなかったと思います。自分が一番びっくりしていますから」と言い、早くも「2連覇を狙いたい」と来年にも意欲を示した。

ちなみに昨年優勝の稲葉一馬さん(垂水GC)は3オーバーの6位タイ。本選手権5勝の豊島豊さん(箱根CC)は4オーバーで9位タイだった。

※週刊ゴルフダイジェスト2025年12月16日号「バック9」より

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