富山の私立高校、富山みらい学園が女子ゴルフ部を創部するという。そして現在、その一期生となる令和8年度の生徒募集を開始した。
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富山県の高校が女子ゴルフ部一期生を募集

富山みらい学園は、今年の全国高等学校野球選手権富山大会において優勝、初めて甲子園に出場した未来富山を運営することでも有名だ。そんな富山みらい学園に来年度から女子ゴルフ部ができる。

キャッチコピーは『ゴルフ歴はなくても構わない。スポーツに本気で挑み、スポーツで生きていきたい。富山みらい学園は、そんな“本気"を応援したい。富山から、本気で世界を獲りに行く』 とある。

つまり、プロを目指すアスリートゴルファーを育成していくのが目的だ。

課程は通信制課程単位制普通科と併修で全日型。女子ゴルフ部5名を募集し、出願資格は2026年3月に中学校卒業見込みの者。授業料に関しては、女子ゴルフ部員は免除(その他費用は実費負担)となる。

「いま女子のツアープロをサポートしていたプロにコーチを打診しています。5名に絞ったのは、完全個室での寮の用意、提携先との関係、少数精鋭での育成、授業料免除といったさまざまな要素を勘案しました」(女子ゴルフ部創設準備室・板倉桃也さん)

ここ数年、スポーツに特化した高校が増え始めている。沖縄県のエナジックスポーツ高等学院や、広域通信制の日本ウェルネス高等学校は有名だが、日本ゴルフジャーナリスト協会の嶋崎平人さんは「スポーツに特化した高校ができ、最新設備や寮を備え、冬場でも練習できる環境が整うことで、学業と競技を一体化した生徒たちの成長が可能になると思います。こうした学校は社会性や自立心を育てる教育も重視しており、ゴルフを通じた多様なキャリア形成にもつながります。ゴルフ界としても歓迎すべきことです」。

高校の女子ゴルフ部といえば、宮崎県の日章学園や埼玉県の埼玉栄高校などが有名だが、新興高校ゴルフ部の第一期生として名を刻むのもひとつの手だ。

※週刊ゴルフダイジェスト2025年12月23日号「バック9」より

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