ゴルフ歴約20年のエンジョイ派の小沢コージは、各種メディア連載をはじめ、TBSラジオ「週刊自動車批評 小沢コージのCARグルメ」のパーソナリティを務める著名自動車ジャーナリスト。小沢と一緒に至高のゴルフCARを探す、週刊ゴルフダイジェストの人気連載を紹介。今回はスズキ「クロスビー」!

小沢も納得、超実力派コンパクトSUV降臨

画像: 8年前に登場したコンパクトSUVだが、実力は見た目以上!

8年前に登場したコンパクトSUVだが、実力は見た目以上!

どの世界でも本当の実力者は控えめです。パッと見のスタイルやサイズこそ威圧的ではありませんが、いざとなった時に真の実力を発揮する。先日マイナーチェンジしたスズキ・クロスビーがまさにそう。8年前に登場したコンパクトSUVですが、すべての実力が見た目以上。日本一売れるSUV、トヨタ・ライズを超えるポテンシャルを備えています。

まずは利便性でありサイズ。そもそも今の国産SUVはほとんど世界戦略車で、コンパクトなトヨタ・ヤリスクロスにせよ、ホンダ・ヴェゼルにせよ横幅1.7m超え。日本の狭い道でも本当に使いやすい5ナンバーサイズのSUVはクロスビーとライズぐらいしかないのです。

細かいことを言うと、全長3.76m&全幅1.67mはライズよりも小さい。それでいて室内は広く、大人が余裕で4~5人座れて、2WDであれば、ラゲッジの床下を広く使えるためキャディバッグが縦置きで3個も積めるのです。

そして今回のマイチェン最大の肝がエクステリアの進化で、丸目ヘッドライトをフルLED化して残し、前後バンパーをボクシーに一新。鉄板のボンネットやフェンダーまで改良しました。クロカンSUV、ジムニーにも近い箱型のワイルドフォルムとなっているのです。

室内もインパネから全面刷新。ポップながら安っぽくも見えたカラーパネルをブラウンの革調樹脂に変更。メーターもアナログから7インチデジタルとなり、最大10インチのスズキコネクトナビも付けられるようになりました。同時にシートも上質な織物表皮にした結果、見た目はもちろん、ホールド性までアップ。

さらなる驚きはパワートレインで、従来の1ℓターボマイルドハイブリッドを、新型スイフト用に開発した1.2ℓ直3マイルドハイブリッドへと刷新。ピークパワー&トルクは80ps&108Nmへダウンしましたが、モード燃費は最良22.8㎞/Lと25%もアップ。走りは高回転域での伸びこそ抑えめですが、街中のトルクフルな走りは健在。

ボディは新たに減衰接着材や高応答ダンパーを導入して静粛性や乗り心地がアップ。先進安全も最新のデュアルセンサー型で文句ナシ。まさにフルモデルチェンジ級の改良なのに、価格は抑えめ200万円前半から。これぞ爪を隠したツウ好みの超実力派コンパクトSUVと言っていいでしょう!

撮影車種/スズキ クロスビー HYBRID MZ 2WD CVT
全長×全幅×全高/3760×1670×1705mm
メーカー希望小売価格/239万円~

撮影/三浦孝明 
撮影協力/カメリアヒルズカントリークラブ

※週刊ゴルフダイジェスト12月30日号「コージ中」より

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