
つかだ・よおすけ/1985年5月生まれ。米国のBRADETONACADEMY出身。2008年プロ転向。国内やアジアで実績を積み、2016年日本ゴルフツアー選手権で初優勝。ツアー通算2勝。今年から登録名を「よおすけ」に変更

衰え知らずの塚田を支えるドライバー。今年も平均飛距離が299.77ヤードとアベレージでほぼ300ヤード。今年40歳を迎えたが、重量のある80グラム台のシャフトを使用
ドライバーはスリクソンZXi LSのロフト9度を8度に立てて使う。「比較的ヘッドスピードは速いほうなのでスピンも多くなるタイプです。ですのでスピン量を抑えてくれるLSモデルを選んでいます。スピン量が抑えられてイメージ通りの弾道が出てくれて安心感があり、球離れも早過ぎず遅すぎず打感が良く、出球の安定感も気に入っている理由です」と塚田。40歳になっても平均飛距離はほぼ300ヤードをキープ。シャフトは三菱ケミカルのディアマナDリミテッドの80グラム台のフレックスXを挿している。

FWはキャロウェイのAiスモーク♦♦♦Tの3Wでロフト14度の強弾道モデル
市販では限定品として発売される「Aiスモーク♦♦♦T(ロフト14度)」の3W。コンパクトな見た目でディープなフェースのツアーモデルを使用する。

「打ってみたら楽だけど」と言いながら、UTを入れず、3Iをセッティングに。今のZXi7には何一つ不満材料がないという
アイアンは3Iから。「ヘッドが大きく厚みがあるものは上から打ち込んでいくのが難しいです」とはUTを入れない理由であり、今ではレアな3Iから揃えるのもハードヒッターならではのセッティングだろう。3IはスリクソンZXi5。シャフトはカーボンとスチールのコンポジットシャフトを採用。この番手のみフレックスがSだがハードなモデルのため、実質X相当のシャフトだという。
4I~PWはスリクソンZXi7。「スリクソンには長くお世話になっていますが、以前からアイアンの形状と抜け感はすごく気に入っています。新しいモデルが出るたびに進化を遂げていますが、今回のモデルはより吸い付くような打感でショットの距離感を出しやすいです」スリクソンのアイアンには高い信頼を寄せている。

FPの位置が構えた時に安心感をもたらすという考えで選んだ。60度はスコアラインがフルフェースのモデル
ウェッジはクリーブランドの2020年発売のRTXジップコアの50・55・60度の3本態勢。リーディングエッジの形状が合ってからと、新しいモデルが出てもこのウェッジを継続して使用している。オフセットが強いモデルが好みだそうだ。

ロングネックでお馴染みのジラフビームのツアー支給版2ボールブレード。一時期、ブレード型の#2も試していたが、現在はこれがエース
パターはオデッセイのジラフビームで市販品にはなく、ツアープロ支給モデルの2ボールブレードを使用している。

ボールはスリクソンZスターXV。パットの打感、ショットの安定感、アプローチの出球とスピン性能の合致などが使用の理由だ
今年9年ぶりに優勝したダンロップフェニックス。長く使用するギアの契約先の冠大会で優勝した点もなんとも感慨深い。
塚田よおすけのクラブセッティングの詳細
1W/スリクソン ZXi LS(9→8度)・三菱ケミカル ディアマナ Dリミテッド(80X)
3W/キャロウェイ パラダイムAiスモーク ♦♦♦T(14度)・フジクラ スピーダーエヴォリューション 757(X)
3I/スリクソン ZXi5 アイアン(20度)・N.S.プロモーダス³ハイブリッドグラファイト オン テクノロジー(X)
4I~PW/スリクソン ZXi7 アイアン・N.S.プロ プロト(X)
GW・AW・SW/クリーブランド RTX ジップコア ウェッジ(50・55・58度)・N.S.プロ プロト(X)
PT/オデッセイ ジラフビーム 2ボールブレード
BALL/スリクソン Zスター XV
※スペックは編集部調べ
※プロはクラブを頻繁に替えるため、実際に使用するセッティングと異なる場合があります
PHOTO/Tadashi Anezaki





