来季男子ゴルフの米下部ツアー・コーンフェリーツアーへの参戦が決まった石川遼が18日、千葉県・野田市内で抱負を語った。石川は4日まで開催された米ツアーQスクール(最終予選会)に出場し、トータル5アンダー34位タイの結果だった。上位5人に与えられるPGAツアーカードはつかめなかったが、上位40位以内に入ったため、コーンフェリーツアーの出場権を獲得していた。

来季コーンフェリーツアーに出場する石川遼
石川は、はやる気持ちを抑えられないように言葉を並べた。米国から帰国したばかりでまだ時差ぼけが治らない状態だったが「コーンフェリーで戦うことが決まりまして、24試合ある中で最初の10試合の出場が決まっているような状況なんですけど、そこでまたリランキングがあってシャッフルされます。次の11試合目から出られるか出られないかというような戦いになるので、すごく気が引きしまる思いです」と興奮気味に話した。
初戦は、来春1月11日にバハマで開幕する『バハマクラシック』となる。そこまでわずかな準備期間しかないが「あと3週間後に試合があるっていうのはワクワクしかない」と目を輝かせた。
コーンフェリーツアーは大会運営や長距離移動など過酷な条件で知られる。南米などで開催される場合は治安の問題もあるが「そこに行くのはやっぱり不安もあるんですけど、知らないところへいくのは貴重だと思う」と前を向いた。
今季は平田憲聖がコーンフェリーツアーで年間ポイントランク15位に入り来季の米ツアー昇格を決めたことも刺激になっている。
「憲聖が僕らに見せてくれた頑張りとかすごさを追っていけるように頑張りたいなと(PGAツアー昇格への)ルート的には思います」
2017年を最後に米ツアーを撤退してから丸8年。石川が大きな夢に向かって再び翼を広げる。
