
平均スコアをよくするにはどうすればいい?(写真はイメージ)
アマチュアはワーストを抑えることが大事
暮れも押し迫って来て、ゴルファーの間では、「打ち納め」というワードが交わされるようになる時期ですね。ゴルフに限った事ではありませんが、今年一年を振り返る。そんな気分にもさせられる季節です。
皆さんの今年一年のゴルフはいかがでしたか? スコア管理アプリなどでスコアを記録されているゴルファーにとっては、今年一年の平均スコアが決まる時期でもあります。今回は「平均スコア」について考えていきたいと思います。
ゴルフは良い時もあれば悪い時もある。ゴルファーの腕前、技量を判断する指標となっているハンディキャップは、そのゴルファーがプレーした全てのラウンドのスコアを元に算出される仕組になっています。
詳しい算出方法はさておき、ベースとなるのは平均スコアとなるわけで、およそ平均80〜85くらいの平均スコアになれば、一桁ハンディの「シングルプレーヤー」の仲間入りという訳です。そう、シングルプレーヤーといえども、いつも70台でプレーしている訳では有りません。
良い時は70台、悪い時でも80台後半で抑える。こんなイメージでしょうか。平均スコアを少なくし、ハンディキャップを減らしていくにはどうしたら良いのか。
ここでクローズアップしたいのは、悪い時のスコアを抑える事の重要性です。あまり使いたい言葉ではありませんが、スコアの下振れを抑えるという事です。パーやバーディをたくさん取る事より、ダブルボギーをボギーに抑える。10以上叩いてしまいそうな時に一桁以内でこらえる。ここが平均スコアを抑えるために重要になってきます。
また、ベストスコア更新は嬉しいものですが、長い目で見れば、突発的に出た一度のベストスコアより、悪くてもいくつ以上は叩かなくなった。いくつ以内に収まるようになった。こちらのほうが上達の証しとなり、自分自身の自信につながるのではないでしょうか。
実際のプレーで私がワーストを抑えるために心がけているのは、ミスが続いた時ほどしっかりホールアウトする事。
どういう事かというと、例えば、ミスが続いて、やっとの事でグリーンオン、これを入れてもトリ、ダボ。こんな時はそこまでのミスが忘れられず、パッティングもおろそかになり、短い距離を外して、更に大叩き。次のホールにもミスを引きずり、立ち直れずに、その日のプレーが台無しになってしまう。
こんな事態を防ぎ、悪くても最小限に抑えるために、たとえ何打打とうとも、最後のパッティングはしっかり、気持ちを込めて打つ。なかなか辛い事ですが、そのホールでどんなに酷いプレーをしても、最後のパットが思った通りに打てれば、そのホールは「成功体験」で終わった事になります。
例え50センチのパットでも、ど真ん中からしっかり沈める。これで、まだ大丈夫、まだやれる。最悪の事態は免れた。と気持ちを切り替え、次のホールに向かう事が出来る。
そんなふうに考えているのです。こうした積み重ねがワーストを抑え、ひいては平均スコアを抑える事につながる。ベスト更新よりワーストを最小限に抑える。心を込めてダボパットを。2025年の最後はこの言葉で締めくくりたいと思います。参考にしていただければ幸いです。
