クリスマスイブの今日、12月24日は安田祐香の25回目の誕生日だ。その2日前となる12月22日、東京・新宿の「アルペンTOKYO」でオークリーのスペシャルトークイベントが開催された。昨年はパンツスタイルだったが、今年は大人びたヒョウ柄スカート姿で登場。「国民的妹」から、自らを「中堅」と呼ぶ存在へ。一足早い祝福を受けたイベントと囲み取材から、キャリアハイを目指す彼女の現在地をレポートする。

「機能性が助けに」ヒョウ柄コーデで語った2勝目の舞台裏

登場した安田のウェアは、昨年同所で行われた際のパンツスタイルとは対照的に、今年は「ヒョウ柄」があしらわれたスカート姿。「ヒョウ柄といっても色合いによって上品になる。今日は靴下にも少し入っているのがポイントです」と、集まったファンを前に少し照れくさそうに、しかし大人びた表情でコーディネートを解説した。

画像: コーディネートのポイントは上下のヒョウ柄と語る安田

コーディネートのポイントは上下のヒョウ柄と語る安田

安田は「オークリーのウェアはデザインが格好いいだけでなく、夏のベタつきや冬の動きにくさを感じさせない機能性が素晴らしいので、いつも助けられています」と話し、過酷なツアーを戦う上で欠かせないギアであることを強調した。

トークは4月の「富士フイルム・スタジオアリス」で挙げたツアー2勝目の話題へ。激しい雨と寒さに見舞われたタフなプレーオフ。安田はその舞台裏について、ある「一打」を挙げた。

「プレーオフのティーショットを左のバンカーに入れてしまったんですが、そこからのユーティリティでのショットがうまくいって。その一打が、その後のプレーの大きな自信になりました」

苦境から放ったスーパーショットが、勝利への呼び水となったことを明かした。

【動画】安田祐香が「自信になった」と話すバンカーのスーパーショットは3:39~【JLPGA公式YouTube】

画像1: 【プレーオフハイライト】雨の中の激戦を制したのは? 富士フイルム・スタジオアリス女子オープン - Playoff www.youtube.com

【プレーオフハイライト】雨の中の激戦を制したのは? 富士フイルム・スタジオアリス女子オープン - Playoff

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「30年後は客席から…」ビンゴで明かした意外な素顔

会場を最も沸かせたのは、安田自身がウェッジを握って挑んだ「アプローチビンゴ」。わずか3ヤード先の的を狙い、射抜いた番号の質問に答える企画。「3ヤードは初めてなので……」と戸惑いつつも、見事に的を射抜き、普段はあまり語られない素顔を次々と明かした。

画像: 3ヤードの「アプローチビンゴ」で射抜いた数字に書いてある質問で素顔を語った

3ヤードの「アプローチビンゴ」で射抜いた数字に書いてある質問で素顔を語った

好きな男性のタイプは? 「私(163cm)よりも背が高くて、優しい人がタイプ。理想は180cmくらい」
試合前の勝負メシは? 「豚の生姜焼きなどの定食です。魚より断然、肉派です!」
お気に入りの場所は? 「九州です。特に宮崎や福岡。福岡の糸島の海は景色が綺麗で、写真を撮るのが楽しみです」
30年後(55歳)の自分は? 「ゴルフは続けていたいですが、選手としてではなく、客席から今のツアーを観戦しに行っているような生活に憧れます」
クリスマスデートに行くなら? 「クリスマスマーケットに行きたいです。キラキラしたイルミネーションを見ながら、温かいホットチョコレートを飲みたい」

自身がクリスマスイブ生まれであることについては、「小さい頃は誕生日とクリスマスプレゼントが一緒だった。『ちょっと損してるな』と思ってました」と笑いを誘った。

「美味しいお酒が飲みたい」25歳の誓いと来季への渇望

イベントの最後には、サプライズでオークリー仕様の巨大な緑色のバースデーケーキが登場。ファンと共に一足早い誕生日を祝った。

画像: サプライズでバースデーケーキが登場

サプライズでバースデーケーキが登場

その後の囲み取材で「誕生日にしたいことは?」と問われると、安田は少し考えてからこう答えた。

「美味しいお酒とか飲みたいですね」

かつての少女のイメージから、大人のプロゴルファーへ。その言葉には、激闘のシーズンを終えた安堵感と、節目の年を迎えた落ち着きが漂っていた。

今季は前半戦で優勝できたものの、後半戦は股関節の痛みに苦しみ、思うような成績を残せなかった。「後半戦は調子を落としてしまったので悔しい」と唇を噛む。

「もう25歳。若い子は19歳で勢いがあるし、体格も良くてトレーニングもしっかりしている。私はもう中堅だと思います」

危機感と自負が入り混じる。だからこそ、来季の目標は明確だ。

「キャリアハイを目指して、複数回優勝したい。そのためにオフは全てのスキルをレベルアップさせます」

どんなライからでも対応できる技術と、1年間戦い抜くための体作りが今オフの課題。「次は4日間大会でも勝ちたい」と、さらなる高みを見据えている。

イベントの最後、ファンに向けて「来年も優勝して、たくさん一緒に喜んでもらえるように頑張ります」と力強く宣言した安田。 ヒョウ柄のウェアをクールに着こなし、美味しいお酒を嗜み、そしてコースでは若手の壁となって立ちはだかる。25歳になった安田祐香の、艶やかで強い2026年シーズンが今から楽しみだ。

撮影/小林司

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