「ぐちゃぐちゃな心の内を書きます」(青木プロ)
菊地:青木プロがつけている「懺悔ノート」というものがあるとお聞きしました。
青木:はい。懺悔しております、毎日。もちろん自分と向き合ううえで、ゴルフノートって結構いろんな選手がつけると思うんですよね。
で、私も以前はゴルフノートをつけていたんですよ。「〇番ホール。〇ヤード残って、何番を持って、どういう風に外して……」みたいな。それってすごく綺麗なノートで、いわゆる「人に見せられるノート」だと思うんですよ。
でも人に見せられない、ぐちゃぐちゃな内面を綴るノートを書かないと意味がないと思って。懺悔ノートにはもういろいろと……「見返してやりたい」とかそういう気持ちを書いたり。あとはプレー中の大西コーチへの態度や言動を懺悔したり。
大西:え、そうなんですか!?
青木:逆もありますよ(笑)。「絶対私のほうが正しい!」みたいな。
大西:いや、今初めて聞きました。そうなんですね。不意に来たからビックリしました。
青木:そういう本当にぐちゃぐちゃな心の内を書きます。B6の小さいノートで良いので、最低1ページくらいを目安に。書く時はどんどん出てくるので6ページくらいになります。
何も書くことがなかったら「書くことがない」から始めても良くて。成績が出ていなくて練習も上手くいかなくて……みたいな時ってそうなりますよね。
「どうしたら良いのかわからない」
「何が悪いかわからない」
でも結局そうやって書いているうちに、練習への意欲が湧く何かが出てくるんですよ。例えば「自分の課題」だったり「良かった時は、前の週にこういうことをしてた。何を食べてた。誰々と会っていた」みたいな。
で、良かった時と同じようにまた繰り返しやってみる。行動を起こしてみる。すると、人からヒントを得たり、自分自身と見つめ合うことで次の練習への意欲が出てくるんです。
懺悔ノートを読み返して「優勝した時は何してたかな。どういう練習をしてたかな」って振り返ったりします。人間は本当に忘れる生き物なので、いかに思い返して初心に戻るかです。「あの時これだけ苦しかったな。今は全然苦しくないな。もっと苦しめるはずだ」って。
やっぱりゴルフって本当に敗者でいる時間が圧倒的に長いスポーツだと思うので。本当にみんな苦しい中で、いろいろ工夫してやっていて。その中で優勝するために、どこで差を作るかっていう部分だと思うんですけど。やっぱり工夫している者勝ちかなと思うので。自分と向き合う時間ってとくに大事だなと思うので、毎日書いています。
菊地:じゃあこの取材もいろいろ書かれちゃうわけですね。
青木:はい(笑)。 「ああすれば良かった」とか書きますね。(笑)
菊地:ちなみに、大西コーチは中身を見たことは?
大西:ないです。
青木:取材で表紙だけ撮らせてくださいっていうのはありますけど「絶対に中は開けちゃダメですよ」って(笑)。まるでデスノートかのように。
大西:お披露目会はないんですか? 僕も気になってます、どんな感じかなって。
青木:ない! 持ち出すのすら怖いです。(笑)
本編動画はこちらから
「Myゴルフダイジェスト」上で公開中の動画本編では、青木プロ&大西コーチコンビが初優勝当時について語ってくれた。下記リンクからぜひチェックしてみてほしい。

