まずは2025シーズンの振り返り!

蛭田みな美(ひるた・みなみ) 1997年7月15日生まれ。福島県出身。学校法人石川高校卒。2016年プロテスト合格(88期生)。2018年ステップ・アップ・ツアー1勝。2023年レギュラーツアー1勝
ーーメルセデス・ランキング53位となり、シードには届かなかったものの、26年シーズンのファーストリランキングまでの出場権を獲得されたことについて、ご自身ではどう思われていますか?
蛭田: 正直悔しいです。シード権の獲得は一つの目標でもあったので。
ーー25年シーズンの成績を振り返ってみると、前半戦は順調に成績を残していましたが、後半になると予選落ちが続いていたようです。
蛭田: 急にショットが曲がるようになっちゃったんです! きっかけは、お盆の時期に新しいアイアンを試してみたことでした。私はコーチを付けずに父と二人三脚でやってきたのですが、その父から「(アイアンを)替えたほうがいいんじゃないか」とアドバイスを受けて。それで今まで使っていた2018年モデルから、別ブランドの2025年モデルに替えてみたんです。私自身はそこまで替えたほうがいいとは思っていなかったので、本当に好奇心で使ってみようと思ったんですよね。でも、2、3試合使ってみたもののしっくりこなくて。すぐに元に戻したのですが、調子を取り戻せなくなってしまい……。
ーー具体的にはどんな支障が出ていたのですか?
蛭田: アイアンだけでなく、どのクラブもとにかく右へ行くようになってしまったんです。私の場合、アイアンはややフェード気味に打つように意識しているのですが、ドライバーの持ち球はドローなので、右に20ヤードくらいそれてしまっていたと思います。いつ右に出るかわからないので、「もう、どうしよう! 」って怖くなりました。悪いイメージが脳裏に焼き付いているから振れなくもなるし。結局改善できないまま、今シーズンを終えました。
蛭田みな美のスタッツを比較(2024年と2025年)
●ドライバー編
①ドライビングディスタンス 246.91Y(22位)→243.76Y(30位)
②フェアウェイキープ率 63.9690%(60位)→61.6261%(73位)
●アイアン編
①パーオン率 72.4138(16位)→67.6714(53位)
②パーセーブ率 85.8238(34位)→83.2151(66位)
➂リカバリー率 62.5000(49位)→62.3400(38位)

蛭田プロはスタッツをどのくらい気にするタイプ?
ん~、意識して確認することはないですね。だって、どうしようもないもん(笑)!
私がよく気にしているのは、トラックマンに表示される『Face to Path(フェーストゥパス)』の値です。クラブ軌道に対して、インパクト時のフェースの開閉度合いが±5度以上になると怖いので、そこだけはいつも意識しています。
ーー今までもいろいろな不調に向き合ってきたと思います。こういう時の決まった対処法は持たれていますか?
蛭田: あるにはあるのですが……今回はそれが当てはまらなかった! 私自身、ショットを得意としていたので、(プレーするのが)余計に苦しかったですね。
原因究明には至らず、シーズン中には調子を取り戻すことができなかった蛭田プロだが、現在は本調子が戻りつつあるとのこと。
蛭田: シーズンが終わって、体調を崩したんです。2週間くらいゴルフから離れていて、今週久しぶりに打ってみたら、真っすぐ飛んでいくいいショットが出ました(笑)。休んだことで悪いイメージを払拭できたんだと思います。シーズン中は修正しようと思って練習しすぎていたことが、かえって裏目に出ていたのかもしれませんね。でも不調に陥ったことで、自分のスウィングと向き合おうと思えたし、結果的には“いい期間”ではあったのかなと。この経験を踏み台にしていけたらいいですね。

「オフに入ったら調子が戻ってきました! 」
オフシーズンの過ごし方や来季の目標は?

「今年は大好きな(山内)日菜子ちゃんがいる宮崎県にも行くつもり(笑)」
ーーオフシーズンに取り組むことは決まっていますか? (取材を行った12/11時点)
蛭田: 全部課題ではあるのですが……。ドライバーの飛距離を取り戻していくことには重きを置きたいですね。実はキャリーで235ヤード飛ばすことを目指しているんです。私の持ち球は弾道が低めなので、割とハードルが高い目標なのですが、アッパーに入りすぎず、キャリーを出せる高さで打っていくことが理想です。
ーーその他のクラブはどうですか?
蛭田: あとはパターですね。ライン読みには結構自信があるんですけど、転がりが悪くて(笑)。出球が安定しないことが原因なので、その課題は解決したいです。
ーー実際、オフトレのスケジュールはどうなりそうですか?
蛭田: 1、2月は、例年通り地元の福島です。午前中はトレーニングを行い、午後からは毎年お世話になっているゴルフ場で9ホール回らせてもらうというのが、毎年のルーティン。今年も同じスケジュールでいこうかなと思っています。
ーー26年シーズンの目標を教えてください!
蛭田: シード復活が第一目標です! あとは複数回優勝を達成できたらいいなと、これはあくまで目標ですけどね(笑)!
ーー最後に読者に一言、お願いします!
蛭田: 目標はシード権復活! 来年も応援、よろしくお願いします!
もっと知りたい! 蛭田みな美プロのこと【Q&A】
Q1.カレンダー撮影の感想
「私服で撮影ってなかなかないので、めっちゃ楽しかった! 」
Q2.今シーズンの中で特に印象的だった試合は?
「なんかあるかな~。『パナソニックオープン』の最終日に、最終組でホールインワンしたこと! 」
Q3.気になる選手はいる?
「(山内)日菜子ちゃんは、ツアー会場に入ると探してしまいます。声も可愛いし性格もいいし、顔も可愛い。全部が好きで、会うと必ず抱きついちゃいます(笑)」
Q4.ついつい買ってしまうものはある?
「やっぱりプロテインじゃないですか!? ザバスのミルク味が好きで、めちゃくちゃ買いました。甘くないところがイイ。アップの時に必ず飲んでいます」*牛乳が大好きとのこと
Q5.目の前に“過去に戻れるボタン”があったら押す? 押さない?
「絶対に押す。それで『アイアンを替えるな』と言いたいです(笑)」
Q7.年末年始にしたいことは?
「家族麻雀」
Q8.その理由は?
「毎年の年末年始の楽しみなんです(笑)。母と兄と姉、それから姉の旦那さんに加えて、おじいちゃん、おばあちゃんもできます。メンバーが多すぎるので、いつも代表者決めから始めます(笑)」
PHOTO/Osamu Hoshikawa
※週刊ゴルフダイジェスト2026年1月6日・13日合併号より一部抜粋

