2025年のファイナルQTで堂々の18位。26年シーズンのレギュラーツアーの前半戦とACNツアーの優先出場資格を得た奥松良太選手をピックアップ。御年30歳ながらプロを目指したのは25歳というちょっと変わった経歴の持ち主で、今年見事にPGAプロテストに合格。その勢いのままにファイナルQTまで勝ち上がってきた。来季の注目選手のひとりです!
画像: 奥松良太‐Ryota Okumatsu奥松良太‐Ryota Okumatsu 1995年生まれの30歳、兵庫県出身。18歳でゴルフを始め、2024年にプロ転向

奥松良太‐Ryota Okumatsu奥松良太‐Ryota Okumatsu 1995年生まれの30歳、兵庫県出身。18歳でゴルフを始め、2024年にプロ転向

GD ゴルフを始めたのは何歳ですか?

奥松 18歳から始めて、プロを目指そうと思ったのは25歳か26歳になる時だったと思います。

GD その間は競技ゴルファーとして?

奥松 アマチュアとしてやっていましたが、普通に正社員で勤めていたので。試合とかも全然出られずに、ほぼ趣味に近い感じでした。ただ、最後の「23年マイナビABCチャンピオンシップ」にマンデーを通過して出場したことがあります。

GD そうすると高校ではゴルフをやっていなかったわけですよね?

奥松 はい。高校は地元(姫路)で、そのころは焼肉屋のバイトくらいしかしていなくて、それで就職をどうするかということになった時に、資格を取るのがいいかなと思って放射線技師の資格を取るために専門学校に3年間通って、それで国家試験に受かりました。そこから2年間、病院で正社員として勤めていました。

GD その頃はまだプロになりたい気持ちどころか、ゴルフもまともにやっていなかったわけですよね?

奥松 はい。病院に勤めていた頃、知り合いが不動産屋さんをやっていたんですけど、誘われて、それで1年不動産屋で働きました。でも、自分の性格的に控えめな感じなので営業とかは合わずに。ただ、平日にゴルフができる機会が増えたので、そこでちょっとやりたいなという気持ちが強くなりました。それで思い切って辞めて、プロを目指そうと。今もやっているんですけど放射線技師のバイトをしながらゴルフの練習をやっていました。

GD ファイナルQTまで進んだのが2025年が始めてと聞きましたが、何回か受けられているんですよね?

奥松 はい。3年連続でファースト落ちだったんですが、今年、急にファイナルまで来ちゃいました。あと、2025年はプロテストにも合格できたのが良かったです。

GD でも、かなりの決断ですよね? プロになるにあたって、お金もかかりますよね? そのあたりは気にならなかったんですか?

奥松 いや、めちゃくちゃお金がかかるので大変です。今は地元にいるんですが、放射線技師のバイト代を全てクラブや遠征費に注ぎ込んでいます。

GD そうですよね。とういうことは用具契約なんかもまだ無いわけですよね。クラブはどうしているんですか?

奥松 自分で買っています。今使っているウェッジもメルカリで買ったやつで、そのほかにヤフオクで落としたクラブなんかもあります。クラブはめちゃくちゃ好きで、あらゆるサイトを見て、自分が自分が欲しいものを見つけています。

GD え? シャフトとかは買った後に自分でリシャフトしているんですか?

奥松 ショップでやってもらうこともありますけど、振ってみていい感じだったらそのまま使っています。

GD え? 驚きしかないんですけど。シャフトが違ったりすると感覚って変わらないんですか?

奥松 自分が気持ち悪いものは使わないですけど、自分がいいと思っているので問題ないかなと。

GD 興味しか湧かないんですけど、とりあえず来年の目標を聞かせてください。

奥松 ちょっと今からドキドキなんですけど全力で頑張りたいと思います。

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最近のツアーの中では異色中の異色と言える選手。大学のゴルフ部などに属していないことで、メーカーとのつながりも皆無。そう考えるとクラブなどを自分で揃えるのは当たり前のことだ。ただ、奥松選手が規格外なのは、クラブを自分で揃えるにしても、アマチュアゴルファーでもやっているシャフトのフレックスを揃えたり、同じブランドのウェッジで揃えたり、それらをまったくしていないこと。あくまでも自分の感覚でクラブを選び、プレーしている点にある。もしかしたら遅れてきた天才なのかもしれません。来シーズンの大注目選手です。

文/出島正登

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