ついに全貌が明かされた。 2026年1月9日、テーラーメイドの最新ドライバー「Qi4D」が正式発表。25年11月、アブダビでの「394ヤードを1オン」というローリー・マキロイの衝撃的なビッグドライブを覚えている方も多いだろう。 実は彼が残したデータを見ると、飛距離以上に驚くべき事実が隠されていた。マキロイ、そしてトミー・フリートウッドの直近のスタッツを紐解き、新ドライバーの進化を見ていこう。

【マキロイ】ストロークドゲインはダウンも、飛距離&精度が爆上がり

画像: 26年シーズン初戦となったクラウンオーストラリアンOP2日目のローリー・マキロイ(PHOTO/Getty Images)

26年シーズン初戦となったクラウンオーストラリアンOP2日目のローリー・マキロイ(PHOTO/Getty Images)

編集部では、マキロイが出場したDPワールドツアー主催の直近6試合(※)におけるドライバースタッツを独自に比較分析した。 対象としたのは、旧モデル「Qi10」を使用した3試合(ドバイデザートクラシック、アイルランドオープン、BMW PGA選手権)と、新モデル「Qi4D」を使用した3試合(アブダビ選手権、DPワールドツアー選手権、オーストラリアンOP)だ。
※集計対象:DPワールドツアー主催競技6試合(Qi10使用3試合、Qi4D使用3試合)。インディア選手権(Qi10)は飛距離データなしのため除外

なお、マキロイの「Qi4D」ドライバーのスペックは以下のとおり。
●ヘッド/Qi4D ドライバー
●ロフト角/9度(2 TOWARD LOWER)
●TASウェイト/前4g×2・後ろ11g×2
●シャフト/ベンタスブラック6X

マキロイが自身のインスタで「Qi4D ドライバー」のスペックを公開!

【動画】マキロイの394ヤード1オン【DPワールドツアー公式インスタ】

【マキロイ ドライバー スタッツ比較】

項目旧モデル (Qi10) 平均新モデル (Qi4D) 平均増減
SG: Off The Tee1.250.91▼ 0.34
ドライビングディスタンス303.08y320.17y▲ 17.09y
フェアウェイキープ率56.70%71.35%▲ 14.65%

一見して気になるのは、ティーショットの貢献度を示す「ストローク・ゲインド:オフ・ザ・ティー(SG:OTT)」の数値だ。Qi10使用時と比較し、Qi4Dではわずかながら数値が下がっている。 しかし、特筆すべきは「飛距離」と「フェアウェイキープ率」の同時向上だろう。

「Qi4D」を投入した3試合において、マキロイのドライビングディスタンスは平均約320.2ヤードと、旧モデル使用時を約17ヤードも上回る驚異的な伸びを見せている。さらに驚くべきは、その精度だ。これだけの飛距離を出していながら、フェアウェイキープ率は平均71.35%へと大幅に改善。旧モデル時の50%台から劇的に向上しており、まさに“無双状態”のスタッツと言える。

【フリートウッド】FWキープ率72%超え! 技巧派も認めた「直進性」

画像: 25年DPワールドツアー選手権最終日のトミー・フリートウッド(PHOTO/Getty Images)

25年DPワールドツアー選手権最終日のトミー・フリートウッド(PHOTO/Getty Images)

一方、マキロイのライダーカップのチームメイトであり、ショットに定評のあるトミー・フリートウッドのデータも興味深い。 彼は旧モデル「Qi35」から、低スピンモデルの「Qi4D LS」へとスイッチしている。
※集計対象:DPワールドツアー主催競技5試合(Qi35使用3試合、Qi4D LS使用2試合)。Qi35使用試合はドバイデザートクラシック、BMW PGA選手権、アルフレッドダンヒルリンクス選手権。Qi4D LS使用試合はアブダビ選手権、DPワールドツアー選手権。インディア選手権はr7 Quad ミニドライバーのみ使用のため除外

フリートウッドの「Qi4D LS」ドライバーのスペックは以下のとおり。
●ヘッド/Qi4D LS ドライバー
●ロフト角/9度(UPRIGHT, 1TOWARD HIGHER)
●TASウェイト/前15g・後ろ7g
●シャフト/ベンタスTRブルー6X

フリートウッドも自身のインスタで「Qi4D LS ドライバー」のスペックを公開!

【フリートウッド ドライバー スタッツ比較】

項目旧モデル (Qi35) 平均新モデル (Qi4D LS) 平均増減
SG: Off The Tee0.540.60▲ 0.06
ドライビングディスタンス291.68y311.69y▲ 20.01y
フェアウェイキープ率55.65%72.32%▲ 16.67%

フリートウッドの変化は、ある意味でマキロイ以上に劇的だ。 飛距離が平均約20ヤード伸びているだけでなく、フェアウェイキープ率が驚異の16.7ポイント増。平均72%を超える安定感を手に入れている。 アブダビの初日、ドライバーを使用したホールでフェアウェイを外したのはわずか1回。「64」というビッグスコアの原動力となったのも納得だ。

飛距離だけでなく方向性もアップ

両者ともにシャフトスペックは前作から変更していない(マキロイはベンタスブラック 6X、フリートウッドはベンタスTRブルー 6X)。つまり、今回のパフォーマンス向上は、純粋にヘッド性能の進化によるものと言えるだろう。

パワーヒッターのマキロイ、技巧派のフリートウッド。 タイプの異なるトッププロ2人が揃って「飛んで、曲がらない」結果を出したことは、「Qi4D」シリーズのポテンシャルの高さではないか。

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