【マキロイ】ストロークドゲインはダウンも、飛距離&精度が爆上がり

26年シーズン初戦となったクラウンオーストラリアンOP2日目のローリー・マキロイ(PHOTO/Getty Images)
編集部では、マキロイが出場したDPワールドツアー主催の直近6試合(※)におけるドライバースタッツを独自に比較分析した。 対象としたのは、旧モデル「Qi10」を使用した3試合(ドバイデザートクラシック、アイルランドオープン、BMW PGA選手権)と、新モデル「Qi4D」を使用した3試合(アブダビ選手権、DPワールドツアー選手権、オーストラリアンOP)だ。
※集計対象:DPワールドツアー主催競技6試合(Qi10使用3試合、Qi4D使用3試合)。インディア選手権(Qi10)は飛距離データなしのため除外
なお、マキロイの「Qi4D」ドライバーのスペックは以下のとおり。
●ヘッド/Qi4D ドライバー
●ロフト角/9度(2 TOWARD LOWER)
●TASウェイト/前4g×2・後ろ11g×2
●シャフト/ベンタスブラック6X
マキロイが自身のインスタで「Qi4D ドライバー」のスペックを公開!
【動画】マキロイの394ヤード1オン【DPワールドツアー公式インスタ】
【マキロイ ドライバー スタッツ比較】
| 項目 | 旧モデル (Qi10) 平均 | 新モデル (Qi4D) 平均 | 増減 |
|---|---|---|---|
| SG: Off The Tee | 1.25 | 0.91 | ▼ 0.34 |
| ドライビングディスタンス | 303.08y | 320.17y | ▲ 17.09y |
| フェアウェイキープ率 | 56.70% | 71.35% | ▲ 14.65% |
一見して気になるのは、ティーショットの貢献度を示す「ストローク・ゲインド:オフ・ザ・ティー(SG:OTT)」の数値だ。Qi10使用時と比較し、Qi4Dではわずかながら数値が下がっている。 しかし、特筆すべきは「飛距離」と「フェアウェイキープ率」の同時向上だろう。
「Qi4D」を投入した3試合において、マキロイのドライビングディスタンスは平均約320.2ヤードと、旧モデル使用時を約17ヤードも上回る驚異的な伸びを見せている。さらに驚くべきは、その精度だ。これだけの飛距離を出していながら、フェアウェイキープ率は平均71.35%へと大幅に改善。旧モデル時の50%台から劇的に向上しており、まさに“無双状態”のスタッツと言える。
【フリートウッド】FWキープ率72%超え! 技巧派も認めた「直進性」

25年DPワールドツアー選手権最終日のトミー・フリートウッド(PHOTO/Getty Images)
一方、マキロイのライダーカップのチームメイトであり、ショットに定評のあるトミー・フリートウッドのデータも興味深い。 彼は旧モデル「Qi35」から、低スピンモデルの「Qi4D LS」へとスイッチしている。
※集計対象:DPワールドツアー主催競技5試合(Qi35使用3試合、Qi4D LS使用2試合)。Qi35使用試合はドバイデザートクラシック、BMW PGA選手権、アルフレッドダンヒルリンクス選手権。Qi4D LS使用試合はアブダビ選手権、DPワールドツアー選手権。インディア選手権はr7 Quad ミニドライバーのみ使用のため除外
フリートウッドの「Qi4D LS」ドライバーのスペックは以下のとおり。
●ヘッド/Qi4D LS ドライバー
●ロフト角/9度(UPRIGHT, 1TOWARD HIGHER)
●TASウェイト/前15g・後ろ7g
●シャフト/ベンタスTRブルー6X
フリートウッドも自身のインスタで「Qi4D LS ドライバー」のスペックを公開!
【フリートウッド ドライバー スタッツ比較】
| 項目 | 旧モデル (Qi35) 平均 | 新モデル (Qi4D LS) 平均 | 増減 |
|---|---|---|---|
| SG: Off The Tee | 0.54 | 0.60 | ▲ 0.06 |
| ドライビングディスタンス | 291.68y | 311.69y | ▲ 20.01y |
| フェアウェイキープ率 | 55.65% | 72.32% | ▲ 16.67% |
フリートウッドの変化は、ある意味でマキロイ以上に劇的だ。 飛距離が平均約20ヤード伸びているだけでなく、フェアウェイキープ率が驚異の16.7ポイント増。平均72%を超える安定感を手に入れている。 アブダビの初日、ドライバーを使用したホールでフェアウェイを外したのはわずか1回。「64」というビッグスコアの原動力となったのも納得だ。
飛距離だけでなく方向性もアップ
両者ともにシャフトスペックは前作から変更していない(マキロイはベンタスブラック 6X、フリートウッドはベンタスTRブルー 6X)。つまり、今回のパフォーマンス向上は、純粋にヘッド性能の進化によるものと言えるだろう。
パワーヒッターのマキロイ、技巧派のフリートウッド。 タイプの異なるトッププロ2人が揃って「飛んで、曲がらない」結果を出したことは、「Qi4D」シリーズのポテンシャルの高さではないか。



