XXIO 14+はXXIO Xの後継モデル?
今回は前回のXXIO14の純正シャフトMP1400に続き、2025年11月22日にXXIO14と同時に発売されたXXIO14+の純正シャフト「SPEEDER NX DST for XXIO」を検証していきたいと思います。
XXIOのアスリートモデルである「XXIO X」の後継として新たに発売された「XXIO14+」。「XXIO14」よりもややボールのつかまり性能を抑えたヘッドはXXIOのもう一つの選択肢としてアスリートゴルファー層に人気となっています。
XXIOのアスリートモデルの歴史は長く、2000年に発売された初代モデルの「TOUR SPECIAL XXIO」まで遡ります。「XXIO TOURモデル」としてパワーのあるハードヒッター向けのモデルとして7度、8度、9度のドライバーヘッドに「ツアーブラックV21」という手元調子の80グラム台のシャフトを装着して販売されていました。

2025年11月に発売された「ゼクシオ14+」
2002年に2代目のツアーモデル、2004年にXXIOハードスペックとなり、XXIOハードスペックの名称は2006年を最後に消滅。その後はXXIO FORGEDドライバーがアスリートモデルのポジションとなり、2015年のMP900からはダンロップのオリジナルシャフト「Miyazaki」シャフトがバリエーションに加えられ、アスリートゴルファーに対応してきました。
XXIO14+の前のXXIO Xは2019年に発売され、2021年には「QTS スリーブ フィッティングシステム」を搭載した2代目XXIO X。2023年には3代目XXIO Xが発売されました。今回発売されたXXIO14+の標準シャフトには40グラム台のシャフトが採用されていますが、40グラム台のシャフトを採用するようになったモデルは初代のXXIO Xからですので、XXIO14+はXXIO Xの流れを引き継いでいるモデルと言えるでしょう。
14代目のキャッチコピーは「らしさと、あたらしさ。」。XXIO14+には先代のXXIO Xにも搭載された「QTSスリーブフィッティングシステム」を踏襲して、好みの弾道に調整できるスリーブ機能搭載ヘッドとなっています。「XXIO」の名を知らないゴルファーはいない程の高い人気を誇るクラブブランドですが、これから先の時代を見据えたブランド戦略の中で絶え間なく進化を続けているのが「XXIO」となります。
モデルチェンジを繰り返すたびにヘッドだけでなく、シャフトも進化を続けてきた「XXIO」。今回は新しく発売された「XXIO14+」のドライバーの純正シャフト「SPEEDER NX DSTfor XXIO」を検証していきます。
XXIO14+のシャフト「SPEEDER NX DST for XXIO」には R ・SR・ Sの3つのフレックスが用意されています。今回検証させて頂くのはR・ SR・ Sの3フレックスです。
インターナショナル・フレックス・コード
XXIO14+の「SPEEDER NX DST for XXIO」シャフトにもインターナショナル・フレックス・コードが記載されています。インターナショナル・フレックス・コードとはシャフト全体を4カ所に分割し、各部分の相対的な硬さを0から9の数値で表記。部分的剛性設計による性能特性を4桁の数字でわかりやすく表記したことにより、ゴルファーやスウィングタイプに合わせ、より正確でキメ細かいフィッティングが可能になると謳っています。
SPEEDER NX DST for XXIO(R)
| 重量 | トルク | 調子 | 振動数 | インターナショナル・ フレックス・コード |
| 42グラム | 5.9 | 中調子 | 217CPM | 3332 |
SPEEDER NX DST for XXIOのRフレックスは中調子の表記のイメージそのままの穏やかなシャフト挙動に癖のないしなりが特長です。使用されているカーボン素材によるものでしょうか、しっとりとしたシャフトの持つフィーリングは、更にこのシャフトの特長を引き出してくれます。
シャフトの手元部分剛性も高くなく、スムーズな切り返しを生み出してくれます。シャフト中間部分からスムーズなしなりが先端部分まで続きます。先端部分のインターナショナル・フレックス・コードの数字は2となっていますが、インパクト時に頼りない感じはありません。ボールをしっかりとつかまえてくれる安心感と再現性の高いインパクトを生む安定感を備えています。振りやすさを求められるRフレックスでも弾道安定性を確保しています。

純正シャフト「SPEEDER NX DST for XXIO」の性能は?
シャフト手元部分の剛性は切り返ししやすいしなやかさがありながらも潰れに強い印象です。スムーズにしなり、XXIO14+のRフレックスに求められる、ボールをしっかりとホールドして右へ逃がさない安心感と同時に、必要以上に左へのつかまり過ぎもない安心感もあります。
XXIO14+をメインターゲットとするシニアアスリートゴルファーが、オートマチックにやさしく振れるフレックスに仕上がっています。
SPEEDER NX DST for XXIO(SR)
| 重量 | トルク | 調子 | 振動数 | インターナショナル・ フレックス・コード |
| 44グラム | 5.9 | 中調子 | 226CPM | 3343 |
ダンロップ独自のインターナショナル・フレックス・コードの3・3・4・3の表記通りに感じられるシャフト全体の剛性感はXXIO14+のターゲットに合わせた剛性設計になっている印象です。癖のないスムーズなシャフト挙動はRフレックスと同様のイメージですが、シャフト全体の各部分にしっかりさがプラスされているので安心して振り切ることができると思います。
シャフト先端部分には適度にしっかりとした剛性感があり、動きも穏やかでインパクト時にも頼りない感じはありません。ターゲットのゴルファーが求めるボールの高さのコントロールもしやすくつかまり感も良いので、ユーザーの求める「XXIO14+らしさ」を体感しやすいフレックスに仕上がっています。SPEEDER NXのネーミングがついていますが、フジクラがアフターマーケット用に販売しているSPEEDER NXとは異なるフィーリングです。
XXIO14+に求められる性能を持った専用オリジナルシャフトはしっとりとしたフィーリングを備え、振り抜くタイプのゴルファーにはシャフト振動数の数値よりもしっかりとしたフィーリングに仕上がっています。対象となるプレーヤーのヘッドスピード域も幅広いと思います。
SRフレックスはXXIO14+のヘッド設計を分かりやすく伝えてくれる万能フレックスですので、シャフトフレックスを選ぶ際の基準として良いでしょう。
SPEEDER NX DST for XXIO(S)
| 重量 | トルク | 調子 | 振動数 | インターナショナル・ フレックス・コード |
| 46グラム | 5.9 | 中調子 | 239CPM | 4453 |
SフレックスはSRフレックスよりも手元部分の剛性感は高くなり、切り返しが強めの方にも対応できる剛性設計になっています。インターナショナル・フレックス・コードの先端部分のやや上の数値は5で、先端部分のフィーリングに特徴を感じられるフレックスです。Sフレックスらしいインパクトをしっかりと作っていくゴルファーにも対応しています。

インパクトを作っていくヒッタータイプの方でもボールの吹け上がり感はなく、しっかりと前にいく推進力の高いボールが打てるイメージです。左に大きく巻き込むようなボールが出にくいのもSフレックスの特長となります。
また、Sフレックスは、インパクトした際に頼りない感じがしない「しっかりさ」も求められます。XXIO純正シャフトの「振りやすさ」とSフレックスの「しっかりさ」のどちらの要素も、求められる剛性設計は非常に完成度が高く感じられます。
XXIO14+のSフレックスを選ぶゴルファーは一般的にはシニアゴルファーをメインのターゲットに据えていると思います。46グラムのシャフト重量が生み出す振りやすさとSフレックスに求めるしっかりさとコントロール性の要素を取り込んだ設計となっているフレックスと言えるでしょう。


